飯塚啓吾/ムライエ
東村山の小さな家
「ローコスト住宅の先に見える心地よい家族の距離感、まちとの距離感」この住宅はプロデューサーであり、設計者である飯塚の自邸です。設計事務所勤務の人間はお金に余裕はない。しかし、不動産や住宅を提供していながら、自身が所有していない矛盾に常々疑問を感じていました。そんな日々を過ごしながら、ある土地を地元東村山市に見つけ、試しに予算組をしてみると、坪単価60万を切ることで何とか手が届きそうな収支計画が見えてきました。そこで住宅を設計していくにあたり、とにかく無駄なものは作らない。そんな中で生み出されたのが、平面方向には仕切りを作らないワンルームをベースとした空間構成でした。間仕切りだけでなく、明確な玄関を作らず、主採光面である南に面する開口部に土間空間を設けた結果、民家のような入り口が出来上がりました。
個人住宅
新築
62m2
木造
東京都
2017年6月
「ローコスト住宅の先に見える心地よい家族の距離感、まちとの距離感」この住宅はプロデューサーであり、設計者である飯塚の自邸です。設計事務所勤務の人間はお金に余裕はない。しかし、不動産や住宅を提供していながら、自身が所有していない矛盾に常々疑問を感じていました。そんな日々を過ごしながら、ある土地を地元東村山市に見つけ、試しに予算組をしてみると、坪単価60万を切ることで何とか手が届きそうな収支計画が見えてきました。そこで住宅を設計していくにあたり、とにかく無駄なものは作らない。そんな中で生み出されたのが、平面方向には仕切りを作らないワンルームをベースとした空間構成でした。間仕切りだけでなく、明確な玄関を作らず、主採光面である南に面する開口部に土間空間を設けた結果、民家のような入り口が出来上がりました。