This issue’s CLASS1 ARCHITECT

藤原 徹平
TEPPEI FUJIWARA

建築家(一級建築士)
株式会社フジワラテッペイアーキテクツラボ一級建築士事務所主宰

1975年 神奈川県生まれ
2001年 横浜国立大学大学院修了
2001
-2012年
隈研吾建築都市設計事務所勤務
2010年- NPO法人ドリフターズインターナショナル理事
2012年 フジワラテッペイアーキテクツラボ設立
2012年- 横浜国立大学大学院Y-GSA准教授

著作

「7inchProject〈#01〉」 ニューハウス出版
「やわらかい建築の発想 未来の建築家になるための39の答え」フィルムアート社

主な作品

2011年 等々力の二重円環
2016年 代々木テラス
2017年 稲村の森の家
2019年 那須塩原市まちなか交流センター「くるる」
2019年 KURKKU FIELDS

印象に残ったプロジェクトは?

フジワラボはいろんな建築を試みていますが、なかでも「KURKKU FIELDS」が印象深いです。 これからの農業のあり方や暮らし方といった根幹から議論をしました。考えたことの大半はまだ建築で表現できていませんが、大変に学びが大きかったです。

日本の都市について考えることは?

小さい頃住んでいた横浜で、まちの海際を全て埋め立てられた風景を見たときに、子どもながら先を見据えないまちづくりにすごく違和感を感じたんです。その思いは建築の仕事をしている今も変わらないですね。日本の都市計画はそこにお金が入れば良いという目先の経済を中心に考えられているものばかり。「自分たちがどう生きるか」といった本質的な議論が抜けたまま進められる都市計画は、未来に本当に誇れるものなのかと問いたい。ここ100年くらいの日本の建築の大きな問題だと思っています。

今後藤原さんが挑戦したいことは?

地方の産業やその担い手に光を当て、地方都市の未来をつくりたいと思っています。地域を調べていると地域特有の神様のようなものがいて、リサーチしていくだけでも建築のヒントがある。できる限りその土地の生産者とつながりながら、その場所にしか建たない建築を実現するために僕らの設計技術を盛大に発揮したいと考えています。

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