ARCHITECT’S Q&A

畑友洋が選ぶ5つの建材

Q. 自然の流れを感じる建材は?

A. グラデーションカーテン

遮るのではなくつなぐため、 ファブリックの可能性を引き出す

カーテンは遮るためのものではなく、何かをつなぐために存在する、と思っています。むしろ開けておいてもいい場所は、開いたままのほうが自然とのつながりができると思います。先般でも紹介しましたが、森山茜さんのファブリックはそういった部分を見事に具現化してくれています。今回のグラデーションカーテンも、下から上にかけてグラデー ションをかけ、上部を透明にすることで、自然の光を室内にも取り込むような演出をしています。日本の建築でいう、らんまのような役割ですね。生地はシルクでできているので、そよ風でなびくほどの柔らかさとなめらかさなので、微細な自然の流れを可視化できるのもいいですね。

Studio Akane Moriyama
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