CLASS1 DIRECTOR
Eurekaが紹介する信頼できる現場監督

建築は、建築家を中心に、構造家・CADオペレーター・職人といった、さまざまな方々の協力によって成り立っています。今回は建築家のEureka(エウレカ)に、信頼している現場監督の方をご紹介していただきました。

─ Eurekaさん、信頼している現場監督を紹介していただけませんか?

株式会社榊住建の 大野新次(おおのしんじ) さんを紹介します。

Eagle Woods House」の現場監督を担当していただきました。

株式会社榊住建

〒330-0071
埼玉県さいたま市浦和区上木崎6-13-1
TEL:048-833-3151
URL:https://www.sakaki-j.co.jp/

─ 大野さんとの仕事で印象深かったことは?

お施主さんの意向や設計者の意図を丁寧に確認して、細部の納まりにいたるまで綿密な検討をしてくださいました。また、実際の作り手である大工さん達との意思疎通をとても丁寧にされていたことも印象的でした。

建築家 Eureka

─ Eurekaさんから大野さんへメッセージをお願いします。

建物が完成してからのアフターメンテナンスも定期的にしていただいてありがとうございます。

大野さんにも
お話を伺いました。

─ 「Eagle Woods House」で、特に印象に残っていることを教えてください。

第一印象は『一体どこに家を建てるの?』でした。道も電気も水道もなく、こんもりとした雑木林だけが見えるだけでした。まずは建てるための道づくりと伐採範囲の検討ですが、これがとても大変。敷地は最大5~6mの高低差があったので、水平距離を出すのにも苦労しました。また至る所に生えている樹木や草が計測をより困難にしました。事前調査や計画を入念に行い、土木工事に精通している方の意見も参考にしながら問題をクリアしていきました。このプロジェクトを無事終えられたことは職人さんたちにとって大きな自信になったと思います。

─ 大野さんの仕事上のポリシーを教えてください。

常に意識しているのは「誰のための家なのか」。注文住宅は施主やその家族の顔が見えます。現場作業をしていると見えなくなってしまうようなところはつい手を抜いてしまいがちになりますが、見えないところも妥協をせず、お引き渡しの時に胸を張れるちゃんとした家を引き渡すことを心がけています。もう一つは「設計図に描かれたものを職人さんに分かり易く伝える」です。とても難しい作業ですがこれぞ現場監督の仕事、だと思っています。

─ 建築を学ぶ学生の方へメッセージをお願いします。

建築とはとてもリスクのある買い物だと思います。お施主さんは紙に描かれているものを数千万円で契約をするのだから、冷静に考えるとちょっと怖いくらいの話です。そんな建築にとって建築士の役割はとても重要です。お施主さんの思いを図におこし、作り手に伝え、かたちにする。コストの制約を受けながらデザインも考え、法律も守る。とても大変な仕事です。だからこそ、完成した時の達成感は大きなものだと思います。

 

「CLASS1 ARCHITECT Vol.26」では建築家のEurekaさんによる建材のレビューをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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