杉材の弱点を建築家SALHAUSが逆利用/3号掲載 木の軟らかさが活きた懸垂曲線の大屋根

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今日紹介するのは、藤寿産業株式会社の「無垢材 (気仙杉)」です。CLASS1 ARCHITECT Vol.03で、SALHAUSが「陸前高田市立高田東中学校」に使用した屋根材として特集しました。

木材に張力を導入することで緩やかな懸垂曲線を描きます。幅180mm×せい60mmの小断面材を2段重ね、最大23mのスパンを実現しました。

杉のなかでも特に柔らかい性質を持つ、「気仙杉」の無垢材。建材としては弱点になることもありますが、この中学校はその性質を大いに活かした建築となりました。

CLASS1 ARCHITECT Vol.03では、SALHAUSによるレビューとメーカーの開発秘話をご覧いただけます。