建築家・小堀哲夫氏設計の「光風湯圃 べにや」がオープン /火災全焼を乗り越え再出発

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CLASS1 ARCHITECT 創刊号で特集した建築家・小堀哲夫氏が設計した、福井県あわら市の旅館「光風湯圃(こうふうゆでん) べにや」が7月15日にオープンしました。

「べにや」は2018年に火災により全焼し国登録有形文化財の3棟を失いましたが、3年の時を経て再建。部屋の名称はそのまま引き継がれ、焼けずに残った家具なども使用されているため、新しく生まれ変わっていながら、老舗旅館としての面影も残した空間になっています。

小堀氏は「部屋一つ一つが独立したような構成をもとに、光と闇の世界を感じる廊下、それはトイレであっても、すべての部屋に自然光が届くように設計をしました。」「建築は完成しましたが、旅館としての建物は本日(7月15日)スタートします。これからがべにやにとっては普請の繰り返しの始まりです。」と語っています。