第10回 POLUS-ポラス- 学生・建築デザインコンペティション

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主催

ポラス株式会社

募集内容

【テーマ】いま、わたしたちにとって快適な木造の家

家における快適さは、千差万別です。 国や地域が違えば、時代が違えば、住む人間が違えば、家にいる時間帯や長さが違えば、快適さは異なり、その種類や質に応じて、これまでも家は異なる現れかたをしてきました。わたしたちが家に求める快適さに不変の答えはなく、人類はいつも、「果たしてどんな家が快適なのだろう?」という問いを絶えず抱え、その時々で答えようとし続けてきたのだと言えます。つまり、家に生きる人間とともに、家の快適さは変化し続けてきたのだし、それは時に、進化のひとつの現れでもあったわけです。

さて、令和の時代を生きるわたしたちにとって、いま、本当に快適な木造の家とは、どのようなものでしょうか。この問いに向き合うことは、前の時代の快適さを省みたり、次の時代にあるべき快適さにも想いを巡らせながら、長い時間軸の中での「いま」を捉え直すきっかけにもなるはずです。

家に快適さをもたらす要因はきっとさまざまで、たとえば、間取りだったり、天井高さだったり、窓の位置やサイズだったり、複数の家の集まり方(自分以外の家との関係性)だったり、街並みとの関係だったり、家族との距離感だったり、家以上の使われ方をすることだったり、敷地に対する家のサイズ(つまり庭のサイズ)だったり、木の架構がもたらす体験だったり、これら全てのバランスだったりすると思いますが、ここでは「木造であること」もしくは「家の材料として木を使うこと」を今一度大事に考えてください。

ぜひ、日頃、無意識のうちに快適だと刷り込まれている先入観を乗り越えながら、いま、わたしたちにとって本当はどのような状態が快適なのかを改めて自由に定義してください。そして、家を通じて人類の進化を感じるような、若い世代からの問題提起をしてください。審査員一同が自分たちの世代からの進化を感じるような、フレッシュな提案を期待しています。

締切

2022年11月30日(水) ~ 2023年5月8日(金)

※予定

  • 最優秀賞 (1点) 50万円
  • 優秀賞 (1点) 20万円
  • 入選 (3点) 各10万円
  • 佳作 (数点) 賞状

参加資格

2023年4月1日時点で、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)、高等学校、等の学生であること。

審査委員※敬称略

西沢 立衛(建築家/西沢立衛建築設計事務所代表/横浜国立大学大学院Y-GSA教授)
今井 公太郎(建築家/東京大学生産技術研究所教授)
原田 真宏(建築家/大学建築学部建築学科 教授/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO共同主宰)
中川 エリカ(建築家/中川エリカ建築設計事務所主宰)
POLUS社内審査委員

URL

https://kenchiku.co.jp/polus/