
アンティーク・レトロな建具や住居の修繕に。現代に蘇った50年前のガラス「昭和型板ガラス」










概要
「昭和型板ガラス」は、昭和初期に人気のあった片方に柄の入ったデザインガラスの復刻版です。柄部分には凹凸があるため、ガラス越しにぼかして視界を遮る効果があります。どこかで見たことがあるようなほっとする懐かしさを感じるガラスで、アンティーク・レトロな建具や住居の修繕に使用されます。
特徴
特徴 1 |
昭和初期に人気のあった柄入りガラスの復刻版。レトロな木製建具にマッチ。 |
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特徴 2 |
表面に凹凸があり、光を通しつつ視界を遮る。 |
特徴 3 |
レトロなガラス特有である「割れ」のリスクが大幅に軽減された、4mmの厚みを持つガラス |
詳細
「昭和型板ガラス」は、昭和初期に人気のあった片方に柄の入ったガラスを復刻したもの。昭和当時に使われていた型が、現在は海外で使われ製造されており、そのガラスを輸入しています。
光を通して視界を遮る
表面に凹凸を持つ「昭和型板ガラス」は、視界を遮る効果があるガラスです。リビング・キッチンの腰窓やトイレの小窓など、「明かりは取り入れたいが見られたくない場所」に幅広く使用されます。
広い面での使用も安心な「割れにくいレトロガラス」
「昭和型板ガラス」のような、レトロな柄を持つ昔のガラスは、従来「薄く、割れやすいもの」というイメージがありました。しかし「昭和型板ガラス」は、4mmの厚みを持った割れにくさがポイント。レトロなガラス特有である「割れ」のリスクが大幅に軽減されたガラスのため、安心して施工いただけます。
「昭和型板ガラス」施工事例
「昭和型板ガラス」は、木製の建具と合わせて使用されることが多いガラスです。ガラスの模様がしっかりと浮かび上がり、物足りなさを感じさせない建具や家具に変えてくれます。4mmの厚みを持ち、従来のレトロガラスよりも割れのリスクが軽減されているため、大きなドア窓などにも安心して施工できます。
建具に使用した事例
「らんまん」を使用
古民家風の旅館のドア窓に「らんまん」を使用した事例。光の具合で柄がはっきり見えたり、ぼやけて見えたり。レトロで優しい雰囲気の玄関になりました。
一級建築士のレビュー
「トライアングル」を使用
ドアガラスに「トライアングル」を使用した事例。光をキラキラと反射し、ドアのアクセントになっています。目隠ししつつも光を通すため、室内を明るくしてくれます。
「リーフ」を使用
こちらは木製ドア窓に「リーフ」を使用した事例。レトロな昭和型板ガラスは、アンティークなデザインのドアによく合います。葉が重なったような模様が、可愛らしくドアを飾っています。
「結晶ガラス」を使用
十字格子のドアの木の質感と「結晶ガラス」がとても合っています。表面に霜が付いたような繊細な柄の「結晶ガラス」。光が入ることで、より結晶柄が際立ちます。
こちらは古民家の引き戸に「結晶ガラス」を使用しています。厚みがあるため広い面のガラスの交換にも最適。
パーテーションに使用した事例
店舗のパーテーションに、「結晶ガラス」を他のガラスと組み合わせて使用しました。「結晶ガラス」の上品な模様は、和洋問わず空間に馴染みます。
室内窓に使用した事例
こちらは「ダイヤガラス」と「結晶ガラス」を組み合わせて使用した室内窓。多種類のガラスを組み合わせることで、様々な光の反射を楽しむことができます。
「昭和型板ガラス」一覧
ダイヤガラス
「ダイヤガラス」は、ランダムな形の凹凸が敷き詰められたデザイン。その小さな凹凸に反射する光でキラキラと美しく輝きます。「昭和型板ガラス」の中で最も人気のガラスです。
結晶ガラス
「結晶ガラス」は、非常に繊細な模様を持つガラス。遠く離れるとガラスが白く霧がかっているように見え、近付くと美しい結晶模様が浮かび上がります。その美しく上品な模様は和室だけでなく、洋風の空間にもおすすめです。
亀甲ガラス
「亀甲ガラス」は、亀の甲のような角ばった柄が特徴のガラスです。映像を多角形にぼかし、独特な和風な雰囲気を醸し出します。
チンチラ
「チンチラ」は、動物の毛並みのような模様が特徴のガラスです。目隠し効果も高く、繊細な柄でしっかりと視界を遮ります。
リーフ
「リーフ」は、葉が重なったような可愛らしい柄が特徴で、目隠し効果も抜群。アンティーク家具や、和風建築のドア窓などにマッチします。
らんまん
「らんまん」は、花が咲き乱れるような、華やかな柄が特徴のガラスです。デザイン性が高く、視界を遮りながらも光を取り入れることができるため、通りに面した窓や玄関のガラス戸などに使用されます。
バンブー
「バンブー」は、竹かごの編み目のような柄が特徴のガラス。食器棚や引き戸の他に家具の修繕に使用されます。
雲
「雲」は、空に浮かんだ雲をモチーフにした柄です。丸みのある可愛らしい雲のフォルムが重なり合って、光を通しつつも程よい目隠し効果があるガラスです。
トライアングル
「トライアングル」は、大小さまざまな図形が散りばめられた幾何学模様が特徴のガラス。窓の一部分に使用することで良いアクセントになるガラスです。
波紋
「波紋」は、水面に広がる波のように線状の模様がランダムに入ったガラスです。レトロな空間を作り出すだけでなく、視界を遮る効果があり、リビング・キッチンの腰窓やトイレの小窓など、様々なシチュエーションで使用できます。
商品情報
昭和型板ガラス
厚み
ガラスごとに異なります(3mm~5mm)
最大サイズ
ガラスごとに異なります
加工
- 合わせ加工
- ペア加工
- 引手加工
※加工をご希望の方は、一度お問い合わせください。
寸法公差
±1mm
特徴
海外生産の輸入ガラス。昭和時代に使われていた型を使った復刻版のガラス。
ご利用シーン
- 建具用のガラス
- レトロ家具のガラス
合わせガラスとは
「昭和型板ガラス」は、合わせガラスにすることが可能です。合わせガラスとは、図のようにガラスとガラスの中間に特殊なフィルムを挟みこんで、貼り合わせした強度に優れたガラス。貫通防止や飛散防止効果があり、防犯ガラスとしても利用されることが多いです。
また、中間に使われるフィルムは、紫外線を99%以上カットするため、UV効果も期待できます。「耐水性に優れたフィルムを利用した屋外用合わせガラス」も可能ですので、屋外で合わせガラスを使われる方にはオススメです。
※合わせ加工をご希望の方は、一度お問い合わせください。
ペア加工とは
「昭和型板ガラス」は、ペア加工が可能です。ペア加工は、図のようにガラスとガラスの間に空気層を作ることで、断熱性能を高めたガラスです。結露防止や、エアコンなどの断熱効率を上げるため公共施設や住宅など様々な場所で非常に多く使われています。
※ペア加工をご希望の方は、一度お問い合わせください。
引手加工とは
「昭和型板ガラス」は引手加工が可能。よく食器棚などに見られる、引き手溝をガラスに入れます。3mm以上の厚みのあるガラスに加工が可能です。食器棚などの家具を作られる方に人気です。
※引手加工をご希望の方は、一度お問い合わせください。
切断面は「糸面取り」です
「昭和型板ガラス」は、切断面は「糸面取り」で処理されます。糸面取りでは、手が切れないように軽く面をとります。ガラス代金に応じて料金をサービスできる場合もあります。側面は研磨しない為、凹凸が残りますが、ガラスの切断面が枠に隠れてしまう場合は気にならず安心です。
よくある質問
ご使用の状況に合わせて、最適なガラスの厚みをご提案させていただきます。お問い合わせください。
ガラスカッターでの切断が可能です。昭和型板ガラスは片面が凸凹していますので、凸凹した面ではなく、まっすぐな面をカットするようにしてください。
ただ、型板ガラスは切断時に失敗の多いガラスです。ご自分で切断されるよりも、オーダーサイズでの注文をおすすめします。
複雑な形状や、穴あけ、コーナー加工など、注文する前に出来るガラスを確認したいと思います。当社では、注文前の確認用の作図サービスも行っておりますので、安心してガラスをご注文いただけます。作図をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
501mmなどキリの悪いサイズで注文すると価格が極端に高くなるとご心配の方が多くいらっしゃいますが、当社は面積により価格を決定している為、500mmが501mmになったとしても極端に高くなることはありませんのでご安心ください。ご希望のサイズでご注文されることをお勧めいたします。
ご指定が無い場合、寸法公差(サイズの誤差)は±1ミリとなります。※厚みやガラスの種類によって変わる場合がございます。
指定のサイズより大きくなると困る場合は+0ミリ指定(+0mm〜-2mm)、小さくなると困る場合は-0ミリ指定(-0mm〜+2mm)なども可能です。ガラスの種類や厚みによっては、±1ミリよりも少ない範囲での公差(サイズの誤差)も可能な場合もございます。ご希望の場合はお申し付けください。