ARCHITECT’S Q&A
SALHAUSが選ぶ4つの建材
Q. 技術と素材が活かされた素材とは?
A. CLT(直交集成板)
CLTは木のひき板を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネル。欧州で開発された工法ですが、厚みがあるので構造用合板より強度があり、耐震性や耐火性能が高いという利点から、最近では日本でも使用されることが増えてきました。なかでも集成材メーカーの中東さんがつくるCLTは、塗装を施すと仕上げ材に負けないくらいの美しさになるほど、使う木にこだわったものもつくってくれます。我々のような「木を使う以上はあらわしで使いたい」という建築家とも親和性が高く、構造材としてもCLTをあらわしで使う例が増えていますね。CLTは単純に鉄骨造やRC木造の代替品としてではなく、日本独自の発展をしていくのではないだろうかと考えています。
株式会社中東
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