This issue’s CLASS1 ARCHITECT

西澤 徹夫
NISHIZAWA TEZZO

建築家(一級建築士)

1974年 京都府生まれ
2000年 東京芸術大学修士課程修了
2000
-2005年
青木淳建築計画事務所勤務
2007年 西澤徹夫建築事務所開設
2011
-2013年
東京芸術大学非常勤助手
2014
-2015年
日本大学非常勤講師
2014
-2016年
東京理科大学非常勤講師
2015年- 日本女子大学非常勤講師
2016年- 東京芸術大学非常勤講師

受賞歴

2020年 第8回京都建築賞(京都市京セラ美術館)
  グッドデザイン・ベスト100(京都市京セラ美術館)
  第30回 AACA賞(京都市京セラ美術館)
  第62回 毎日芸術賞(京都市京セラ美術館)
  優秀建築選2020 JIA日本建築大賞(京都市京セラ美術館)
2021年 日本建築学会賞 (作品)(京都市京セラ美術館)

主な作品

2019年 京都市京セラ美術館(京都市美術館)
2020年 八戸市美術館(2021年秋開館)

建築家になったきっかけは?

小学生の頃の夢は漫画家か画家でした。芸大にも漠然と憧れを持っていたのですが、絵だと仕事にするのが難しいだろうなと諦めかけていたんです。絵からプロダクトデザインやスケールの大きな建築に興味が移っていったところ、芸大に建築学科があることを知り、進学しました。建築の分野に進みましたが、アートや芸術は今でも好きだし、常にアーティストへのリスペクトを持っています。美術館を手掛けることが多いのも、どこかリンクしていると思っています。

好きなアートは? 

現代アートは好きなのでよく見に行きます。素材や色の使い方から建築をつくる時の考え方、ものの見せ方、ものをつくる時の論理の組み立てまですごく影響を受けているし、そういうものは好きですね。建築とアートは手段は違えど、時代を並走している者同士、相互に影響しあっていると常々感じています。

これからチャレンジしたいことは?

公共建築はできるだけやってみたいと思っています。「京都市京セラ美術館」のような改修案件もこれからは増えてくるはずです。ノスタルジーな意味での保存ではなく、その建物をどのように残すか、活用するかを考えることは、「現代とは何か?」を考えるきっかけにもなるはず。昔と今を結びつける考え方が着地するのは、やはり改修やリノベーションかなと思っています。寺社仏閣の改修なども難しそうですが、面白いチャレンジになると思うのでやってみたいですね。

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