【緑化土塁など】
「かがやきキャンプ」では、道路と敷地の境界にゴバイミドリの緑化土塁を設置している。金網に石や土が充填されたこの土塁に、「かがやきキャンプ」ではツル性植物のテイカカズラとノシバを植えた。建物のアプローチには同様の金網による看板も設置しており、何年かするとテイカカズラは土塁の側面も含めて金網が見えなくなるほど繁り、植物でできた塀や植物に包まれた看板が完成する。また、敷地内の芝生の庭には船舶用のマリンランプを金網で囲った屋外照明を設置。植物が成長した後には、絡まり合う緑の葉やツルの隙間から温かな明かりが漏れ出るように灯る、有機的なランプへと成熟していく。ゴバイミドリは地域の在来植物を用い、日本の里山の再現を目指した多様性のある植栽を提供しており、「かがやきキャンプ」においてもこの地域の在来植物を混植したものを現場で施工している。
地域の山と同様の環境や景色を
長年協働しているランドスケープデザイナー田瀬理夫さんが選定する造園資材として、さまざまなプロジェクトで使っています。田瀬さんは「アクロス福岡」という施設の屋上緑化を手掛けていて、そこで約25年間一度も灌水システムを動かさずに、自然の山と同じように雨水だけで植物を育てることに成功しています。最初に70種ほど植えた植物が鳥や虫などの働きで100種以上に増え、近隣の山同様の状況が屋上で成立しているのがすごいと思いました。このシステムを誰もが使えるようユニット化したり、計画に合わせたオーダーメイドに対応している会社がゴバイミドリです。園芸種と違って手に入りにくい、在来植物をベースとした植栽を提供している貴重な会社です。
建材開発秘話
デザインだけではない緑の価値
ゴバイミドリの特徴の一つは、金網の側面にもツル植物を植え、立ち上がり面も緑化できることです。「かがやきキャンプ」のように、通常はコンクリートなどでつくられる擁壁も緑で形成できます。緑化できるフェンスや庭園灯などは「スタンダードワークス」というブランドで提供中。キューブ状の金網に里山の草木を混植した「里山ユニット」はビルのテラスや屋上、住宅のベランダなどに並べる事例が増えています。季節感の乏しい都会に、四季の楽しみをお届けしたいと思います。
「スタンダードワークス」の情報はこちら
株式会社ゴバイミドリの特徴
植物が絡みやすい独自の金網基盤はさまざまなサイズや形状に加工可能。デザインや植物をオーダーメイドできるほか、標準化されたスタンダード商品も用意。
保水性が高く40年に渡って劣化しにくいアクアソイルにより植物が健康に育つ環境を長期間維持。軽量で屋上やベランダにも設置可能。水やり頻度も少なくて済む。
緑の質を重視し、里山で森づくりをする人々と協力して日本の在来種の草花を入手。里山の植生にならい多くの植物が共生する緑化で草木と暮らす楽しさを提供。
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