【新連載】メーカーさんに聞いた、一推し製品の深堀り秘話 #03 株式会社ヤマチコーポレーション

2024.05.23
CLASS1 DIGESTの新連載企画がスタート/建材メーカーを含むサスティナブルな活動を行う企業に独占取材!彼らの一推し製品の裏側に迫り、熱い想いを引き出します。

日本の気候に寄り添った塗り壁材「レナガス」と世界中のいいものを集めた建材ブランド「MYKE(マイク)」

株式会社ヤマチコーポレーションは、北海道札幌市に本社を置く建築資材の卸売会社です。創業66年の歴史を持ち、建材販売事業を中核としながら、ホールディングス会社としてイベント事業やデイサービス事業など、多角的な事業展開を行っています。
なかでも主軸となる建材販売事業では、国内外の建材を幅広く取り扱う総合商社として、ストーリー性や付加価値のある建材を、独自にセレクトした「MYKE(マイク)」というブランドで販売しています。

そして、MYKEブランドの一つである外壁用塗り壁材「レナガス」は、ヤマチコーポレーションが独自に企画したオリジナル商品。今回、マネージャーの藤原さんと広報の三品さんに、MYKEとはどのようなブランドなのか?レナガスの企画背景や今後の展望についてお話を伺いました。

 

株式会社ヤマチコーポレーション
マネージャー
藤原 裕樹さん


広報部
三品 萌さん

ーヤマチコーポレーション建材事業部の歴史と、行っている事業について教えてください。

藤原)当社の建材事業部では、創業当初は瓦の製造販売を行っていましたが、同時に建築資材の問屋業へと発展し、この流通業が今日に至る事業の中心となっていきます。
現在の部署としては大きく3つに分かれており、札幌市中心に足を運んで営業を行う「北海道建材事業部」、オンラインでMYKEを訴求し全国販売している「全国販売事業部」、苫小牧市で建築パネルを製造販売する「パネル事業部」です。
北海道建材事業部やパネル事業部のお客さまは、主に工務店などの企業さまが中心ですが、全国販売事業部では、工務店以外にもオンライン販売を通じて一般のお客さまにも商品を提供しています。

ーなるほど。それでは、オンライン販売も行っている「MYKE」はどのようなブランドですか?

藤原)「MYKE」は、当社が企画したOEMの委託製品や、国内外のいいものだけを独自にセレクトした建材ブランドです。
MYKEブランドでは、他社との差別化を図るため世界中から環境に配慮した製品や、心が踊るストーリーを持つ商品を探し出し、日本国内で広めていくことを目指しています。
特に海外のなかでもヨーロッパの製品は、環境配慮の面が先進しており、デザイン性やカラーリングも魅力的なので、展示会で目に留まることが多いですね。

上:MYKEの主な7つのコンセプト

ー今回ご紹介いただく「レナガス」とはどのような商品ですか?

藤原)「MYKE」ブランドの商品の一つで、当社が独自に企画したOEM製造の外壁用塗り壁材がレナガスです。

このレナガスの特徴は、機能面では優れた耐久性とナノ親水作用により、雨水でも外壁の汚れを落とすことができるセルフクリーニング効果を備えていること。デザイン面では、4種類の異なる仕上がりテクスチャーと60色もの豊富なカラーバリエーションがあることです。

ーレナガス独自の特徴は、ナノ親水作用によるセルフクリーニング効果かと思いますが、どういった発想から企画に結び付いたのですか?

藤原)20年ほど前から、当社の主力商品の一つとして「オメガアクロフレックス」という塗り壁材を海外から輸入していました。このオメガアクロフレックスを製造するオメガ社は大手メーカーで、アメリカの西海岸に拠点を置いています。そのため基本的に雨が少ない地域向けの商品であり、外壁全体に汚れが付着しても良い雰囲気を演出できるという特徴もありました。
一方、日本の気候は雨が多いため、オメガアクロフレックスでは雨だれによる汚れやカビ、藻が付着し、非常に汚くなるという課題がありました。そんな中、コロナ禍による原価上昇や材料費の高騰、製品の入手が困難といった状況に直面します。

これを機に、輸入ではなく国内で製造する新しい塗り壁材の企画をスタートしました。雨が多い日本の気候に合わせて、汚れを雨で洗い流してカビや藻の発生も抑えられる、外壁用塗り壁材「レナガス」の開発を目指したのです。

ー実際にレナガスの企画開発において課題はありましたか?

藤原)外観面では、オメガアクロフレックスが持つフラットで平滑な仕上がりと、マットで美しい発色性を踏襲したいと考えていました。オメガアクロフレックスは特有のムラ感や凹凸がなく、シンプルなデザインにも合うことからお客さまにも好評だったんです。
ただし、オメガアクロフレックスと同等の仕上がりや発色性を再現するのは難しく、国内のOEMメーカーと綿密なやりとりを重ねることが必要でした。

ーそうだったのですね。この課題はどのようにクリアしたのですか?

藤原)仕上がりの調整や材料の調合、塗り方の技術について、オメガ社にて研修を受けた左官職人と数日間にわたる試行錯誤を重ねた結果、求めていた形にまでこぎつけることができました。
当社では、寒冷地域を中心に約30年のオメガをはじめとした塗り壁のノウハウがありますので、これらの実績をレナガスに応用できたことも、性能の確保につながったのだと思います。

ー改めて、レナガスの魅力について教えてください。

藤原)やはりナノ親水作用によるセルフクリーニング効果と、凹凸のないマットな仕上がりでカビや藻を防ぐことですね。
レナガスの表面には親水性樹脂を採用しており、これによって水の膜が形成されます。この水の膜に汚れが吸着されるため、水をかけるだけで汚れが流れ落ち、きれいな外観を保つことができます。また、耐久性にも優れておりクラックが起こりづらく、凍害による劣化が発生しづらいこと、仕上がりのデザイン性やカラーリングの多さも魅力かと思います。

 

ーレナガスの仕上がりパターンと色展開、それぞれのおすすめについてご紹介ください。

藤原)仕上がりパターンは計4種類で、一番人気なのは「マリブ16」ですね。
塗り壁らしさも残るフラットな仕上がりが人気で、パターンの中でもちょうど中間的な位置づけにあり、実績も一番多いです。

三品)色展開は、ベーシックな色から鮮やかなものまで計60色あります。そのなかでも人気があるのは、シンプルな白系の「スノー」と、モダンな雰囲気の出るグレー系「ストーミーナイト」が特に選ばれています。
色名に関しては、オメガと同様「チーズケーキ」や「アイボリー」といった、食べ物からの連想やシンプルな名称を参考にしているため、お客さまには色選びも含めて楽しんでいただければ嬉しいです。

左:4種類の仕上がりパターン 右:色展開(一部)

ーありがとうございます。それでは、レナガスを通して今後チャレンジしたいことはありますか?

藤原)オメガの塗り壁材を25年以上販売してきて、今日までに全国的にも1万棟以上の実績を重ねてまいりました。これらの実績と経験を基に、当時のオメガ以上にこのレナガスという外壁用の塗り壁材の普及と浸透を目指したいですね。

ー最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。

藤原)「MYKE」という建材のセレクトブランドができて今年で5年目になるのですが、取り扱っている商品数がまだまだ少ないため、これからもっと日本中、世界中の良いものを増やしていきたいです。
MYKEのセレクト製品は、性能だけでなく環境にも優しく、工期を短縮できるといった特徴もありますので、このコンセプトに共感するMYKEのファンを日本中に広げていくことも目指しています。そのためにも、まずは商品を増やすことを第一にトライ&エラーを繰り返してでも前に進んでいきたいと考えています。

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株式会社ヤマチコーポレーション

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TEL:011-261-9911
FAX:011-261-9922
https://www.yyy-yamachi.com/myke/
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| 編集後記
藤原さんと三品さんのお話から、レナガスやMYKEブランドのファンを増やしていきたいという気持ち、そしてお二人がこのお仕事を楽しまれていることが印象的でした。HPのデザインやMYKEブランドのコンセプトもとても素敵で、今後ますます日本中にMYKEのファンの輪が広がることを楽しみにしています。

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