御影石で一味違った石材DIY。ネットで買える御影石を探してみた。
前回、ネットで買える大理石を調べてみましたが、大理石と御影石の比較記事で紹介したように価格は大理石よりも御影石がリーズナブル。
DIYしたいものの、やはり予算は限られている…。せっかくなら安くおしゃれな石材を購入したいですよね。御影石は比較的丈夫な石材で、大理石とは違い屋外や水回りでの使用も可能ということで、今回は石材を使ってお家を少しだけおしゃれにするため、大理石だけではなく御影石も調べてみました。
前回調べたように、大理石といってもネットで買えるものはかなり価格帯の安いものが多い。…御影石はそれよりも安くておしゃれなものが見つかる!?
ネットで買える御影石タイル
石材の中でも強度が高く丈夫な御影石。屋外の地面に敷いてみるのも面白いですよね。玄関アプローチに御影石を使用すると、ちょっと変わったモダンな玄関周りを作れるかも。
そこで、まずはタイル形状の御影石を探してみました。
白黒のマダラ模様が特徴!スタンダード御影石
これぞ御影石!といった印象の白黒マダラ模様が特徴的なタイル。しかも、このタイルは本磨き仕上げされているので、表面がツルツル。
屋外で使用するというよりは、屋内の床(内玄関)や、壁の低い位置に使用するのがおすすめ。大理石のようなマーブル模様の床もおしゃれですが、御影石のマダラ模様も面白いですよね。
友人を家に招いて「え?大理石なんだ?」なんて言われても「いやいや、これは大理石みたいに見えるかもしれないけど、御影石っていう種類なんだ。」なんて…カッコ良くないですか?
ツルツルピカピカの大理石もいいですが、ちょっと素朴で独特な印象が特徴的な御影石もおすすめです。
価格 | 7,392円/m2(税込) |
うっすらピンク色がさりげないおしゃれ
先ほどの御影石タイルは、THE御影石といった白黒マダラが特徴でしたが、この御影石はなんだかちょっとピンク色。
そう、これは桜御影と呼ばれる種類の御影石で、その名の通り桜色(ピンク色)をしている石材。ピンク色といってもビビッドな明るいピンク色ではなく、”桜”といった表現が似合う落ち着いたピンク色。
先ほどの白御影石は「本磨き仕上げ」という仕上げ方でツルツルに磨かれているものでしたが、こちらの桜御影石はジェットバーナー仕上げ。
ジェットバーナー仕上げとは、石材表面に加熱用バーナーを焼射し、結晶を弾かせて仕上げる方法。磨き上げたツルツルの表面とは違い、表面が毛羽立ったようになるため滑り止め効果も期待できる仕上げ方法です。
滑り止め効果もあるので、玄関ポーチに使用するとおしゃれで機能的かもしれません。玄関前のマットがわりにこの御影石が敷いてあるのもさりげないおしゃれかも。
価格 | 7,812円/m2 (税込) |
濃い赤黒が特徴!ワンポイントに使いたい御影石タイル
御影石というと白を基調としたマダラ模様が一般的ですが、このダコタマホガニーはアメリカ原産の赤黒い御影石。
床に使用するとしても全面に敷き詰めるというよりは、ワンポイントのアクセントとして使いたいタイルですね。全体を白で統一した空間に、一箇所だけ赤黒いダコタマホガニーが設置されていると目を引きそうです。”石材”感が出て面白いですね。
また、部屋の飾り物(置物、花瓶など)を置く時の台として使用するのも面白いかもしれません。そのまま置いてあるよりもグッと高級感を引き出してくれそうです。
ただ、他の御影石タイルと比較すると価格はちょっと高め。…だからこそワンポイントで使ってみたいですね。
価格 | 17,802円/m2(税込) |
漆黒!引き込まれそうな黒が特徴の御影石
この真っ黒な物体。実はこれも御影石の一種。山西黒と言われる中国を原産とする御影石です。
御影石というと暮石としてお墓に使われているのが有名ですが、そんなお墓からはイメージできないほど真っ黒な石材。じっと見ているだけでその黒さに引き込まれてしまいそう…。
ただ、”真っ黒な石”というだけではなく、しっかりと御影石の特徴であるマダラ模様が見えます。このさりげなく見える散りばめられた白色がおしゃれですね。
玄関タイルをこの御影石で作ると一気に高級感ある玄関を作れそう。御影石なので耐久性にも優れていますし、土足で使用する場所にもおすすめ。劣化することなく、長い間黒光りを保ってくれそうですね。
また、先ほどのダコタマホガニーと比較するとリーズナブルなのも嬉しいポイント。
価格 | 9,600円/m2(税込) |
和風玄関アプローチには欠かせない?御影飛石
昔のお家の庭で、こんな丸い石を見たことありませんか?これは飛石と言われるもので、庭を歩く時の足場として配置された石です。
最近のお家ではあまり大きなお庭を作ることも少なく、飛石を使用することも減ったのかもしれません。しかし、そんな時だからこそ玄関周りに飛石を配置してあげるのがおしゃれですよね。
しかも、モノタロウから販売されているのは御影石をカットした飛石。最初から丸くカットして販売されているので、業者さんにカットしてもらう必要もありません。
道路から家の玄関までちょっと距離のあるお家、こんな飛石で日本庭園風のお庭を作っても面白いのでは?
価格 | 1,090円〜(税別) |
ちょっと変わった御影石の使い方
石材って床材として使用するのがメジャーですが、調べてみると他にも色々な用途に使用されているみたい。
ネットで買える大理石の記事では大理石テーブルや巾木をご紹介しましたが、御影石はちょっと違った使い方ができるみたいです。
ペット専用のお墓も御影石
御影石はお墓に使われるのがメジャー。だからこそ、ペットのお墓も御影石で作ってみるのはどうでしょうか。家族の一員として愛したペットだからこそ、亡くなっても家族と一緒にいれるように。
DEARPETさんから販売されているペット用のお墓は、お部屋のインテリアとしても違和感を感じさせないデザイン。かつ、黒御影石の輝きが眩しいお墓です。
大事なペットのお墓は本格的な御影石でこだわってみては?
価格 | 46,200円(税込) |
ペット用のベッドが御影石!?
これから夏に向けて、だんだん暑くなってきますよね。でも、暑さを感じるのは人間だけではありません。お家で飼っている大事なペットも夏になれば暑さを感じるはず。
ということで、小動物専門店のヘヴンさんではペット専用のクールベッドが販売されています。天然石の冷やっとする感覚が動物の体温を下げてくれ、小さなハムスターも快適に夏を過ごせるようですね。
また、御影石は比較的耐久性の高い石材で、水にも強いためペットのベッドとして使用できるんですね。
大事なペットが快適に生活できるように、、、というちょっと面白グッズです。
価格 | 980円(税込) |
御影石にも種類はたくさん
前回、大理石について調べてみて「御影石ってどうだろう?」なんていう疑問から調べてみましたが、御影石にも種類がたくさんあったんですね。今まで「御影石=お墓」のイメージがあったので、どうしても白を基調とした配色ばかりイメージしていました。
御影石タイルとして購入する場合を考えると、やはり大理石よりは多少安く感じますね。費用をかけずに石材DIYをしてみたい人には大理石よりも御影石がおすすめかも?大理石と同じように、御影石にもたくさんの色があるのでオシャレなDIYができそうです。
「高級石=大理石」といったイメージの人が多いと思うので、「あ、大理石なんだ〜。」なんて言われた時に「いや、これは御影石って言ってね……」なんてウンチクも面白いかも?