シロアリもカジれない断熱材!?「ターマイトバリアフォーム」
施主へのシロアリ対策のご提案。
これまで、食べさせて絶命させる断熱材はありましたが、シロアリが触れると嫌がって逃げる「忌避効果」がある防蟻用断熱材を見つけました!
ミソは防蟻剤の含浸にあった!
金山化成さんが5年の歳月をかけて開発した「ターマイトバリアフォーム」は、防蟻剤を独自の技術で含浸(特許取得ずみ)させた防蟻断熱材。含浸は「ひたして含ませる」という意味で、ここでは断熱材を薬剤にひたして含ませるということ。
含浸の結果、発泡スチロールの隙間に薬剤の膜ができており、これがシロアリが触れると嫌がって逃げる「忌避効果」のカラクリ。
「建築現場で使われるため、物が大きいものに含浸させる点に一番苦労しました。大きいサイズのものに均一に隙間なく、まんべんなく防蟻剤を含浸処理させることがポイントでした。独自の技術なので設備そのものの開発から行っています」(開発担当者さま)
防蟻剤は、安全性評価を受けた農林水産省登録品と同成分のものを使用!
「人への安全性と長期に渡り優れた防蟻性能を発現させることを両立させたことも開発ポイントの一つ」(開発担当者さま)
防蟻剤の選定ポイントには人体への安全性も重要。そんな中、当防蟻剤は、安全性評価を受けた農林水産省登録品と同成分のものを使用。揮発性が殆どなく、蒸気圧が非常に低いものを使用しているため、居住者への安全性が高く、住む人に優しい防蟻剤となっています。
気になる防蟻効果と断熱性能は!?
どのくらい防蟻効果があるのか、無処理EPS(発泡スチロール)断熱材と比較しています。150匹のシロアリを入れた容器で21日経過したところ次のような驚くべき結果に!
項目 | 死虫率 (21日経過後) |
断熱材の減少率 (21日経過後) |
---|---|---|
無処理EPS(発泡スチロール)断熱材 | 16% | 31% |
ターマイトバリアフォーム | 100% | 1% |
熱伝導率も0.034以下の性能を発揮しています。
ターマイトバリアフォーム、おそるべし!
項目 | 単位 | TBF-1 | 試験方法 |
---|---|---|---|
密度 | kg/m3 | 27以上 | JIS A 9511 |
熱伝導率 | W/m・K | 0.034以下 | JIS A 9511 |
圧縮強さ | N/cm2 | 14以上 | JIS A 9511 |
曲げ強さ | N/cm2 | 29以上 | JIS A 9511 |
吸水量 | g/100cm2 | 1.0以下 | JIS A 9511 |
透湿係数 | ng/m3・s・Pa | 185以下 | JIS A 9511 |
燃焼性 | – | 合格 | JIS A 9511 |
ホルムアルデヒド拡散区分 | – | F☆☆☆☆ | JIS A 9511 |
断熱区分 | – | D | – |
販売代理店/製造元 金山化成株式会社 http://www.kk-g.co.jp/products/01termite.html
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