外への逃げ道を確保!フィルムでできる窓ガラスの地震対策

ガラスの皿や電球を落として割ってしまったとき、手を切ってケガをしたことはありませんか?ガラスって割れると危ないですよね。地震が起きたときは全部落ちて割れてしまいます。

地震の映像を見ると、窓ガラスまでバリバリに割れてしまっている時がありますよね。ガラス製品が落ちて割れるのは想像がつきますが、「窓ガラス」はどれくらいの震度で割れてしまうのでしょうか。

今回は、窓ガラスに対する地震の備えをしたい人へ、安心のフィルム対策をご紹介。家の中で危ないと感じるところを探してみましょう!

地震が起きるととても危険!

地震で建物が揺れると、窓ガラスを支えている窓枠にゆがみが発生します。枠内にはまっているガラスは、枠の形に従えなくなるので割れてしまうんです。ここで今一度、窓ガラスと地震についてチェックしてみましょう。

窓ガラスが割れると?

例えば、床に散らばったガラスを踏んだり、始末をするときに刺さったり手を切ったりなど、窓ガラスが割れるとケガをしやすくなります。地震で揺れている最中に割れたガラスが上から降ってきて体に刺さる可能性もありますね。そんな、想像しただけで…。

また、窓ガラス近くの屋内・屋外にいる人にガラスが落ちてくることも。地震が起きたときは窓ガラスの近くにいないほうが安全でしょう。

揺れがおさまったら「避難口」を確保することが大切。ただ、家の中にガラスがたくさん落ちていると、素足では歩けずスリッパや靴などをはかなければなりません。常にスリッパを履いて歩いていますか?なかなか難しいでしょう。

裸足の状態では火の元を確認しに行くのも難しいですし、避難口(玄関・勝手口)までたどり着くのも大変です。

どれくらいの地震で窓ガラスが割れるの?

気象庁のデータを見てみると、震度5弱から窓ガラスが割れる可能性があるとのこと。揺れの大きさ・長さ・建物の構造・地盤によって被害の大きさが異なるなかで、もっとも多い被害状況を見ての結果だそうです。

地震といえば、最近2017年7月11日に鹿児島県で震度5強が発生しましたね。7月2日には北海道・熊本県で震度5弱が発生しています。先月6月にも震度5弱以上が2週間のうちに3回もありました。

震度5弱というのは、物につかまりたいと感じるくらいの揺れだとか。5強になると歩くのも困難になるそうです。それ以上の揺れが起きたとき、歩くのも難しい状況で窓ガラスの近くから離れることはできませんよね。夜中に寝ている最中ならなおさら…。

参照元 : 国土交通省 気象庁(2017年7月時点)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kaisetsu.html

「フィルム」で飛散防止!

地震で揺れている最中に窓ガラスから離れられない、地震発生後の床に散らばったガラスのせいで外へ逃げられない。それを防ぐためにオススメなのが窓ガラスに貼る「フィルム」です。

窓ガラス自体を割れにくいものに変更するのもいいですが、さすがに費用がかかります。そこで、安心で多機能なフィルムを見つけてみませんか?

「セプロ防犯フィルム」

サイバーレップス社が開発・販売をしているセプロ防犯フィルムは、警視庁のホームページでも紹介された実績のある有能なフィルム。通常の飛散防止フィルムより分厚く粘着力が強いので、割れにくく飛び散りにくいのが特長です。

泥棒は、窓ガラスを割って侵入してくるという手口が多いのだとか。この防犯フィルムを貼っておけば、ガラスを割っても下に落ちずに窓にくっついているので侵入できません。見た目は、窓ガラスにひびが入ったような感じですね。地震が起きたときも、同じように機能を発揮してくれるでしょう。

「地震対策」「防犯対策」が同時にできるフィルム。ほかにも、紫外線を99%以上カット、透明ガラスとほぼ変わらない透明度という機能あり。燃えにくいので火災のときの延焼防止も期待できます。

こちらの記事でもセプロ防犯フィルムを紹介しています。防犯と地震対策、両方を叶えることができるフィルムですので、家の窓ガラスに貼っておいてもいいかもしれません。

「3M™スコッチティント™ウインドウフィルム~飛散防止フィルムシリーズ~」

3M社のウインドウフィルムには、防犯・防虫・目隠しなどの効果を持つさまざな種類があります。そのなかの「飛散防止シリーズ」は窓用フィルム業界No.1(2010年売上、矢野経済研究所調べ)。防犯性能(貫通しにくい)はありませんが、紫外線を99%以上カット。日射熱も同時にカットしてくれる商品もあります。

スコッチティント

引用 : スリーエム ジャパン株式会社
引用日 : 2017年7月19日

窓際の暑さを和らげてくれることで空調の温度設定が高くなり、省エネ効果もGET。また、透明なので外の景色の見方はフィルムを貼っていない状態とほぼ同じです。

日射調整フィルムとして空調負荷を和らげてくれる効果もありますが、フィルムが貼られることによって地震の二次災害を防いでくれます。常日頃から快適に過ごし、万が一の時には身を守ってくれる。そんな高機能フィルムです。

サンゲツ「ガラスフィルム」

サンゲツからもガラスに貼るフィルムが販売されています。こちらも省エネ効果をうたった商品なのですが、やはりガラスにフィルムが1枚貼られているだけで飛散防止になります。割れた時にガラス片が飛び散りにくくなりますね。

しかも、このガラスフィルムは屋内の空気を調整して省エネ効果が期待できます。外からの日射熱をフィルム無しの状態より約半分もカット。紫外線も99%以上カットしてくれます。

特に「断熱タイプGF-206」は、夏は外からの遮熱、冬は外へ熱を逃がしにくいのが特長。サンゲツ社調べでは、電気料金が年間で17,559円も削減できたそうです。1年中空調に頼る必要がなくなるかもしれませんね。

省エネ効果と地震対策、その両方を実現できるフィルムです。

参照元 : 株式会社サンゲツ(2017年7月時点)
https://www.sangetsu.co.jp/style/energy_conservation/eco1.html

ここの窓が危ない!家の中で注意する場所

あなたの家の中には、どんな窓ガラスがありますか?割れやすいところや、ガラス同士がぶつかって割れるところなど、フィルムを貼れば安心できるような窓を見ていきましょう!

布団やベッドの近く

地震はいつ発生するか分からないもの。特に寝ている最中は揺れにすぐ反応できないかもしれません。布団・ベッドの横や上に窓ガラスはありませんか?割れながら落ちてきて、からだに刺さる危険があります。

飛散防止のフィルムを貼れば、ガラスが落ちてくる可能性がかなり低くなります。万が一割れて落ちてきたときに備えて、カーテンやブラインドを下しておくと、さらに安心ですね。ガラスが割れたとしても、そのまま体の上に落ちてくるようなことはないでしょう。

大きな窓

大きな窓は、部屋の中が明るくなって気持ちが良いですよね。外の景色も見やすくなります。あなたの家にはどんなところに大きな窓がありますか?私の家はリビングから外が見えるように大きな窓が設置してあります。

1階の庭へ出るリビングの窓や、全面ガラス張りのサンルーム。お風呂のドアや壁をガラス張りにしているオシャレな家もありますね。

ガラスは、大きいほど割れたときの被害も大ごとに。地震が起きたときは近づかないのが一番の良策ですね。ただ、地震の揺れで立っているのも難しくなると、なかなかそうもいきません。

そこで、重宝するのがガラスフィルム。家じゅうの窓ガラスに貼るのは無理だという人も、大きな窓ガラスだけに絞って貼ってみてはいかがでしょうか。あなたとその家族を守ってくれる、力強い味方になってくれるでしょう。

参照元 : 一般財団法人日本建築防災協会(2017年7月時点)
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/files/2013/12/window.pdf

まとめ

家の中で、窓ガラスが割れると危なさそうな場所は見つかりましたか?ガラスが割れて降ってくるところや、足元がガラスだらけで逃げられないところが危険。飛散防止のガラスフィルムを貼っておけば、ケガをすることもなく無事に家から出られる可能性も高くなります。暮らしていて安心な家を目指して、ぜひ1枚だけでもガラスフィルムを貼っておきましょう。

こちらの記事では玄関ドアの地震対策についてもご紹介しています。一度ご覧ください。

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