瓦なのに5色を組み合わせて10%軽く葺ける小松協栄瓦「Frea」とは?
近所の屋根を見上げてみてください。単色の屋根が多くありませんか?そんななか5色展開していて、豊富な色の組み合わせを楽しめる洋風瓦が「Frea」です。
小松製瓦株式会社 | 商品紹介[Frea]
http://www.komatsu-kawara.or.jp/product/index2.html
選べる5色は「メタリック」「マットブラック」「ライトブラウン」「ライトイエロー」「ライトレッド」です。マットブラックとライトブラウンが人気です。
色を組み合わせるとこうなります。こちらは人気の組み合わせのライトイエローとライトレッドの施工例です。
ライトレッドとライトブラウンを組み合わせるとこんな感じ。
こちらは2つではなく3つの組み合わせ(ライトイエロー・ライトレッド・マットブラック)です。
ライトブラウン単色だとこうなります。
和モダンな住宅にあうマットブラックは、ライトブラウンと合わせて単色で人気の色。
粘り気のある小松・加賀・能美地方の土を使い、通常よりも100度高い1200度で焼成しています。通常の瓦と曲げ強度を比べると、焼成温度の高い瓦の方が割れにくくなります。こちらは実物の約4分の1のサイズのサンプル(メタリック)です。
また上から強い力が加わるトンネルと同じ形状により、1.5mの積雪にも耐えます。しかも瓦と野地板の間に空間ができ空気が通ることで、湿気が溜まらず野地板が腐りにくくなります。
通常の瓦は約3kgですが、「Frea」は10%軽くなり2.7kgです。家一軒で約1000枚の瓦を使うとすると、3トン軽くなる計算です。サイズは一般的な和瓦と同じ53枚判(全長305mm×全幅025mm、公差±4mm)で、3.3m2当たり53枚必要です。
価格は3,000〜4,000円/m2で、15年保証がついており1週間程度で納品されます。
私は瓦の色を混ぜて使うという発想がなかったので、「Frea」の組み合わせを見て驚きました。屋根瓦に色の選択肢が増えると、選ぶ楽しみが増えますね。
この建材のポイント
オススメなのは? | ヨーロッパ風・和モダンの新築を建てる、雪国の人 |
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一番の強みは? | R形状で1.5mの積雪に耐え、通気性があって湿気が溜まらない |
施工の強みは? | 和瓦と同じ寸法で、平板の葺き替えと違い下地を変えなくてよい |