隣の家で光が当たらない場合などに2階の床で使えば採光できるAGC「FRPグレーチング」
昨日の「ラグラーチェ」にも使われている「FRPグレーチング」は、「大改造!!劇的ビフォーアフター」でも紹介されたぐらい実は有名な建材です。
AGCマテックス株式会社 FRP成型品 グレーチング|FRPグレーチング
http://www.agm.co.jp/product/architecture/grating.html
そもそもFRPグレーチングの「FRP」とは繊維強化プラスチックを意味し、「グレーチング」は格子状のマス目を意味します。最大の特長はこの格子状のマス目から光を室内や階下に取り入れられること。
ラグラーチェは室内用でしたが、これはこのように2階のバルコニーに使えます。これで1階部分にも光が入ります。
もっとたくさん使うとこんな風になります。手すり壁にガラスを使っているため、さっきのバルコニーよりも採光できています。ただし、穴が空いているので雨には注意。屋外に使う場合は階下が濡れてもOKな場所に使いましょう。
室内では吹き抜け床として効果大。
フェンスにすれば光と風が通り植物にも優しいです。
電気は通さないので照明下にも使えます。
テーブルの天板として使うアイディアも。
汎用性が高い理由は2つあります。1つ目は同サイズの鋼製グレーチングと比べると1/4の軽さである点。2つ目は加工がしやすい点。ドリルやジグソーがあれば簡単に加工可能です。床・壁・天井に固定する専用金具や、FRPグレーチング同士を連結する専用金具もあります。
FRPグレーチングのマス目は3種類あります。マス目が正方形で大きいものと小さいもの、そして長方形のものです。色は、規格品でグレー(左)とクリアカラー(右)との2種類。クリアカラーが人気とのことで最小サイズは287mm×287mm、最大サイズは3007mm×1007mmまで製作可能です。価格はサイズにより変動しますが最小サイズは2,000円(税別)から、最大サイズは51,900円(税別)からあります。
ひょっとしたらいつも行くお店の棚にも使われているかもしれませんよ。
※2018年2月1日 追記
FRPグレーチング部分の床面積は、地方自治体によって建築面積に含まれない場合があります。例えば江戸川区では条件付きで建築面積に含まれないケースもあります(参考 : 江戸川区のPDFの7ページをご覧ください)。各自治体によってルールが統一されていないため、前もって確認することを強くおすすめします。
※2017/07/28 追記
「裸足で歩いても痛くないの?」というお問合せがありました。実際に裸足で歩いてみた記事がありますので、是非参考にご覧ください。
この建材のポイント
オススメなのは? | 1階に光が当たらないので明るくしたい人 |
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一番の強みは? | 軽い |
施工の強みは? | 金ノコやジグソーで加工できて、専用の取り付け用金具も充実 |