遮熱シートの効果・施工・価格は?フクビ化学製品でお答え!

壁や屋根に使う遮熱シートの効果をお施主さんに聞かれ、説明に困った経験はありませんか?
施工現場で効果を実感できていても、言葉での説明は難しいですね。
そこで今回は遮熱シートの仕組み、効果の身近な例、参考価格(フクビ化学さんの場合)をご紹介します。

目次

  1. 遮熱シートは太陽の赤外線をアルミで反射する
  2. アルミの遮熱効果が使われている身近な例
    • 遮熱シートの意外なメリット!?
  3. 実際の遮熱シートの写真(フクビ化学さんのエアテックス)
    • 参考価格
  4. 屋根裏から簡単施工!リフォームなら屋根用パネルタイプ
  5. お施主さんに遮熱シートの効果を実感してもらおう!

1.遮熱シートは太陽の赤外線をアルミで反射する

効果の説明イラスト

遮熱」とは、太陽の赤外線で物が温まるのを抑える、という意味。
赤外線の反射率が高いアルミを蒸着したシートが、「遮熱シート」なんです。

断熱材は熱の移動を減らしますが、断熱材自体が温まる事は防げません。
そして温められた断熱材はその熱を屋内に伝えてしまうのです。
それを防ぐ為に遮熱シートを貼るんですね。

遮熱シートの種類は、「壁用」、「屋根用」の2種類があります。

遮熱シートの種類

  • 壁用遮熱シート
  • 屋根用遮熱シート

また、性能面の違いは、「遮熱だけ」のもの、「断熱効果もある」もの、「透湿防水効果もあるもの」の3つがあります。

遮熱シートの性能

  • 遮熱のみ
  • 遮熱・断熱
  • 遮熱・透湿・防水

2.アルミの遮熱効果が使われている身近な例

サンシェードと消防士

肝心の遮熱シートの効果は?
身近な所で使われているアルミを例にします。

炎の立ち上る現場に入っていく消防士。
彼らが着ているキラキラした防火服にはアルミが使われています。

もっと身近な例は、屋外の駐車場で車のフロントガラスに使うサンシェード。
ハンドルが熱くなるのを防ぐために使いますが、実は車内温度も10℃前後は変わります。

前述したように、断熱は熱が伝わるのを抑えて、遮熱は熱を持つ事を抑えます。
遮熱シートは「家自体」が熱を持ってしまう事を抑えるんですね。
断熱材は「外の熱が屋内に入るのを抑える」のと「屋内の熱が外に逃げるのを抑える」効果です。
遮熱シートで外からの熱を抑え、断熱材で室内の冷気を逃がさないようにする。
そうする事で高い効果を得られるんですね。

遮熱 家自体が熱を持つのを抑える
断熱 外の熱が屋内に入るのを抑える
屋内の熱が外に逃げるのを抑える

遮熱シートの意外なメリット or デメリット!?

電波のイラスト

遮熱シートの効果は分かってもらえたと思いますが、反対に欠点はなんでしょうか?

それは「アルミが赤外線と一緒に携帯電話などの電波も反射してしまう」こと。
スマホにアルミケースを付けた事で電波状況が悪くなるようなものです。
住宅では窓などの開口部から電波が入るので、体感できる程の悪化はないでしょう。

逆に、近隣からのwifiの混線を防いでくれるかもしれませんよ?

ちなみに、窓用の遮熱シートの材質は塩化ビニルですから、電波を遮る心配はありません。

3.実際の遮熱シートの写真(フクビ化学さんのエアテックス)

遮熱ルーフエアテックスの納まり

フクビ化学(福井県福井市)さんの屋根用遮熱・透湿・防水シート「遮熱ルーフエアテックス」の納まりは写真のとおり。

野地板の上に遮熱シートをタッカー打ち。
透湿・防水性能もあるのでアスファルトルーフィング等は不要!
その上に桟木、瓦となります。

湿気や熱を逃がす空気層を確保出来ない金属屋根では使用出来ない点にはご注意を。

光の入り具合の違い

同じくフクビ化学さんの壁用遮熱・透湿・防水シート「遮熱エアテックス」です。
写真は断熱材が無い状態。
左の遮熱シートが、光を通さずに反射している事がわかります。

実際には、断熱材の上に遮熱シートを貼り、胴縁、外壁となります。
こちらも熱を逃がす通気層が必要。

仕様・価格

屋根用遮熱・透湿・防水シート「遮熱ルーフエアテックス」

呼称 遮熱ルーフエアテックス
規格(巾×長さ×厚み) 1000mm×40mm×0.9mm
価格(税抜き) 26,300円/1巻入

壁用遮熱・透湿・防水シート「遮熱エアテックス」

呼称 遮熱エアテックスR 通常品 遮熱エアテックス 通常品
規格(巾×長さ×厚み) 1000mm×50mm×0.30mm 1000mm×50mm×0.35mm
価格(税抜き) 41,200円/2巻入 41,200円/2巻入

※「遮熱エアテックス」は在庫限定品となります
※それぞれ「工務店名入れ」も可能です(印刷用版代、別途加算)

4.屋根の裏から、屋根を壊さずにそのまま取り付けられるタイプも!

遮熱パネルーフUタイプ

「遮熱ルーフエアテックス」と「遮熱エアテックス」をリフォームで使う場合は、一度壁や屋根を壊す事になり大変。

そこで、屋根裏から施工できる「遮熱パネルーフ Uタイプ」(フクビ化学)です。
これは屋根の垂木の間に施工するので、屋根を壊す必要がありません。
一番熱を持つ屋根裏のリフォームには最適ですね。

パネルの施工方法

遮熱パネルーフの両端を折って、垂木にタッカー打ちするだけでOK。
両端を折る事で空気層も確保できます。

屋根垂木間遮熱パネル「遮熱パネルーフUタイプ」

呼称 遮熱パネルーフUタイプ303 遮熱パネルーフUタイプ364 遮熱パネルーフUタイプ455
規格(巾×長さ×厚み) 316mm×910mm×t3mm 377mm×910mm×t3mm 468mm×910mm×t3mm
価格(税抜き) 15,000円/50枚入 17,500円/50枚入 19,500円/50枚入
バラ出荷対応 300円/1枚単位
※手数料2,000円
350円/1枚単位
※手数料2,000円
390円/枚単位
※手数料2,000円

5.サンシェードの有無で車内温度の差を体験してもらう営業を!

「百聞は一見に如かず」の言葉通り、お施主さんに体験していただきましょう。
1台はサンシェードをセットした車、もう1台はサンシェード無しの車を屋外駐車。
その2台を乗り比べて、車内温度の差を体感していただくのです。

ぜひ、言葉だけでなく体感できる営業をしてみてください。

この建材のポイント

オススメなのは? 去年夏、冷房を使いすぎて電気代に驚いた人
一番の強みは? 建物自体が熱くなる事を抑える
施工の強みは? 野地板や断熱材の上に貼るだけ!
今回ご紹介した建材メーカー
フクビ化学工業株式会社
〒918-8585 福井市三十八社町33字66番地
TEL0800-919-2911
FAX0776-38-8080
WEBhttps://www.fukuvi.co.jp/
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