ウォーターカーテンが簡単に設置できる!?グローベン「GBウォーターカーテン」
水がある風景はいいですね。川のせせらぎ、滝、湧水、ゆったり流れる河口、打ち寄せる波…。せせらぎや打ち寄せる波の音を聞いているだけ、観ているだけで心が落ち着きますね。
街なかの大きな商業施設ではそんな要望に応え、人工的な滝や噴水が設置され来客が「ほっ」と一息できる格好の憩いの場となっています。でもそれは大がかりな機械やスペースが必要という制約も。そのためマンションや中規模のビルのエントランスなど、あまり広くない場所でニーズはあったものの、実現するには難しかったのも現状でした。
今回紹介する「GBウォーターカーテン」は、そのような問題を解決した製品です。
GBウォーターカーテンの特徴
コンパクト
スクリーンの大きさが高さ1,500mm 幅900mm。水中自立型の場合で枠を含んでも、高さ2,100mm 幅1,022mmとコンパクトです。幅1500mm 奥行1,000mmのスペースがあれば設置可能です。
・GBウォーターカーテン基本セットA(水中自立型) 設計価格320,000円
・GBウォーターカーテン基本セットB(陸上設置型) 設計価格338,000円
※価格は税別・施工費・貯水部分別途
静か
水のある風景の楽しみ方には観るだけではなく、水の音を楽しむことが含まれます。広い場所では、大きな水の音で雑踏などの雑音を消しながら水の音を楽しみます。そして狭く静かな場所では、大きな水の音ではかえって邪魔になります。
今回は小さな音にするための工夫として、水を落とすのではなくガラスの表面に水を流して落下音を小さくして滝を作っています。「閑さや岩にしみいる蝉の声」と「古池や蛙飛びこむ水の音」の世界ですね。
床濡れが少ない
ガラス面を伝って水が落ちるので、水跳ねがほとんどありません。周りの床防水工事や、床材の耐水性について気にせずに済みます。
安全性
水が流れるガラスは、安全のために厚さ10mmの強化ガラスが採用されています。
開発者の工夫は?
簡単そうで難しいのが、ガラスの表面全体にくまなく水を流すことです。
水を一度溜めて落ち着かせた後、ガラス面全体に均等にくまなく水を落とします。この水を溜めるところが心臓部(ガラス上部の銀色の部分)になります。
注意点
ポンプで下に溜まった水をポンプアップして水を流していますが、渇水するとポンプが空回りして故障の原因となります。定期的な水の補充を忘れないようにしましょう。
課題
空気中の浮遊物が水に混じり、どうしてもガラス面が汚れてしまうと思われます。水の補給時などを利用して、丁寧なガラス磨きが必要です。また、空気中の浮遊物は意外と多いものです。水の浄化装置がないので、水を定期的に総入れ替えする必要があります。
今後の期待
ガラスの片面だけに水が流れるようになっており、水が流れる片面からだけの観賞用になります。したがって壁に接した配置になります。両面に水を流し両面から鑑賞できるようになれば、マンションのエントランスなどの中央に配置したいです。それを中心とした憩いの場ができるからです。今後の開発に期待しています。
まとめ
- あまり広くない場所で、水景が創出できる。
- 静かな場所での水景づくりに適している。
以上、おさびし山のスナフキンでした。
この建材のポイント
オススメなのは? | ・大規模ではないスペースに静かな水景を設けたい ・マンションのホール、高級飲食店、オフィスビル玄関ホール等 |
---|---|
一番の強みは? | ・小さなスペースで設置できる ・音が静か |
施工の強みは? | 水景専門業者ではなくても施工できる。 |