捨てる瓦が塗り壁に!? 内外壁に使える「かわらかべ」
以前、瓦のサイディングといった、瓦を使った壁材を紹介しましたが、なんと今度は塗り壁です!
埋め立て処分の厄介者、「瓦」をリサイクル
今でも多くの家屋の屋根に使われている瓦ですが、なんと産業廃棄物として全国で100万トン近く処分されているのだとか!形状も真っ平らではないので、埋め立て効率が悪くて厄介者扱い。
でも廃棄前の瓦って、雨風にもつよく耐久性に優れ、建材としてはとても優秀なんです。捨てるのではなく、その瓦の持つ特長を活かして製品がつくれないか試行錯誤の末、生まれたのが株式会社エコシステム(石川県能美市)の「かわらかべ」です。
1100度以上で焼成された瓦の強さを壁に宿す
1100度以上で焼成された瓦が原料になっており、その丈夫さを「かわらかべ」は受け継いでいます。調湿性があるので結露対策もOK。対摩擦性に優れているので傷もつきにくいです!だから外壁にも内壁にも使う事ができちゃいます。プラスターボードやクロス壁の上から直塗りもできますよ!
気になるホルムアルデヒドの放散も、試験で放散なしを確認済み。安心して施主にすすめることができますね。
カラーバリエーションは9色。4~5mmの厚みで塗るので、いろんな仕上げパターンが可能です。
主成分 | 粉砕瓦、陶土、粉末ポリマー、無機顔料 |
価 格 | 価格についてはお問合せください。 |
カラー | 基準色・全9色 |
塗り厚 | 4〜5mm |
株式会社エコシステム「かわらかべ」についてはこちら →http://eco-system.ne.jp/kawara_kabe.html
瓦は万能か!
まさか瓦が産業廃棄物として埋め立てられていたなんて!そしてそこから塗り壁になるなんて!
まず産廃に着目すること、そしてその産廃を使って製品を開発しよう!なんて、なかなか思いつかないし実行できないことです。本当に感心しますし、すごいと思います。
瓦以外にももっといろいろな産廃があると思いますが、もしかしたらそれらもいずれ違う建材として蘇り、私たちの家屋に使われていくのかもしれませんね。
この建材のポイント
オススメなのは? | 耐久性のある塗り壁を使いたい施主 |
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一番の強みは? | 傷つきにくい! |
施工の強みは? | 施主の好みに合わせた仕上げパターンにできる! |
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