【窓の防音方法3パターン】あなたの窓に適した騒音対策は?
こんにちは。家ではジャズとスコッチウィスキーが欠かせない、Mr.Tボーンです。
築50年の我が家は道路に面しています。車通りが結構多いので、騒音が気になることも。ジム・ホールのしめやかなギターソロを聴いているときなどは「静かにならないかな」と思います。
騒音を抑えたい!そんな時に注目すべき場所。そうです、窓です。音の多くは窓を通して入ってくるので、窓に防音対策をすることで騒音を大きく軽減することができます。そこで今回は、防音窓について詳しくご紹介します。
窓の防音方法には2通りあります。窓を二重にする方法(二重窓)と、防音ガラスを使う方法。二重窓は内窓と外窓に分かれます。
以下、それぞれについて見ていきましょう。
窓の防音その1 : 内窓を設置する
内窓は、室内側に窓を増設する二重窓。窓を二重にすることで、高い防音効果が得られます。
二重窓の施工を考えるとき、まず選択肢に挙がるのが内窓。外窓に比べて設置しやすいので、ポピュラーな施工方法となっています。
内窓の注意点 : 施工のスペースを確保しよう!
内窓を設置するときは、室内に障害物がないか注意しましょう。上記写真は内窓施工後ですが、冷蔵庫が窓の一部を塞いでいる格好。
内窓は窓枠を室内に付け足します。そのスペースを確保するために、必要があれば家具などを動かさなければいけません。
また、掃き出し窓の場合、他にも注意すべきことが。掃き出し窓の内窓は、基本的に洋室が可能で、和室には向きません。
和室の場合、サッシが畳の上までせり出してしまうため、畳を上げることができなくなります。それでも構わない場合は別ですが、基本的に和室での掃き出し内窓はお勧めしません。
窓の防音その2 : 外窓を設置する
引用元 : MADOショップ
引用日 : 2017年11月13日
「内」があるということは「外」もあります。窓ガラスを外側に追加することで、内窓と同等の効果を発揮します。
内窓と違い、外窓は室内のスペースを気にする必要がありません。当然、和室の掃き出し窓でも可能です。
外窓の注意点 : 見た目が変わる。2階以上だと施工が大変。
内窓の場合、家の外観は変化しません。しかし外窓を設置すると、見た目が変わります。人によっては気になることもあるので、実際に施工する前に確認しておくと良いでしょう。
もう1つ注意しなければいけないのは、2階以上の窓に設置するのが大変だということ。外窓の施工は家の外から行うので、2階になると足場を組む必要があります。
窓の防音その3 : 防音ガラス
ここまで二重窓についてご紹介しました。その他、窓ガラス自体で防音する方法もあります。それが防音ガラスです。
防音ガラスの使いどころ : 二重窓にできない場所がある!
二重窓の場合、家の条件によっては施工が難しい場合があります。
しかし防音ガラスを使う場合は窓を交換するだけ。そのためどんな場所でも施工できます。
防音ガラスは開閉が楽
二重窓を開け閉めするときは、窓を2回開けたり閉めたりする必要があります。大したことではないと思うかもしれませんが、日常生活の中では結構な手間。
防音ガラスなら、普通のガラスと同じように1回で開閉できるので、手間が掛かりません。
防音ガラスの注意点 : 二重窓よりも防音性能が劣る。
施工する場所を選ばない防音ガラスですが、防音性能は二重窓の方が高いです。しかし防音ガラスでも、静かな環境にする効果は十分にあります。
防音性能比較
普通の窓 | 防音ガラス(6mm) | 二重窓(内窓) | |
---|---|---|---|
遮音性 | 約20dB | 約30dB | 40dB以上 |
価格 (横1500mm × 縦900mmの場合) |
– | 23,600円(税別) | 29,400円(税別) |
参照 : 窓の防音.COM
参照日 : 2017年11月14日
※表の記載は商品価格です。別途、施工費用が掛かります。
まとめ : 場所や状況によって防音方法を選ぼう。
防音には内窓、外窓、防音ガラスの3種類があることを見てきました。それぞれ向いている場所や設置できない場所があり、家の状況によって選ばなくてはいけません。
忙しい現代社会だからこそ、家の中では静かに暮らしたい。防音窓にして耳と心をリラックスさせましょう!
▼建材ダイジェストでは、内窓の施工に関する記事も公開しています。こちらもご参考にしてください。