シアタールームのスクリーンにできる壁材4種類+防音ドア2種類かも!?

家でくつろぎながら、大画面で映画を見たいと思うことはありませんか?

例えば映画のチケット代が高いと感じた時や、映画のブルーレイディスクを買った時……。

他にもお酒を飲みながら映画を見たいと思い、シアタールームの導入をするリフォームを考えた方もいることでしょう。

でもスペースや価格の問題でなかなかリフォームに踏み切れませんよね。

そこで今回は、プロジェクタースクリーンを取り付けず壁を変えるだけでお手軽にシアタールームを作れちゃう建材をご紹介します。

1.  シアタールームを作る方法は2つ

シアタールームには、シアター専用の部屋を作る方法とリビングをシアタールームとして使う方法の2つがあります。
自分の家にはどちらが最適なのかを見極めるために、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

1-1. シアター専用ルームのメリット・デメリット

まずはシアター専用ルームのメリット・デメリットです。

シアター専用ルームのメリット

  1. 家の中の音を気にせず、映画に没頭できる
  2. 家族に迷惑をかけず、部屋を真っ暗にできる
  3. いちいちプロジェクター・スクリーンをかたづけなくてもよい

シアター専用ルームのデメリット

  1. 専用の部屋なので他の使い方をしづらい
  2. 贅沢な使い方なので、家族に反対されやすい
  3. 家族に物置として使われやすい

1-2. リビングシアターのメリット・デメリット

次にリビングをシアタールームにした場合のメリット・デメリットです。

リビングシアターにした場合のメリット

  1. 家族・友人など、まわりの人と一緒に楽しめる
  2. 食事・お酒・おしゃべりしながら利用できる
  3. 気軽に利用できる

リビングシアターにした場合のデメリット

  1. ホームシアターの設備が、リビングのインテリアから浮く
  2. 専用のシアタールームに比べ、遮光対策などに限界がある
  3. 映画を見ている際に、家族がリビングを移動・利用して気が散る場合がある

1-3. シアター専用ルームとリビングシアターに共通するデメリット

映画を見ようとするたびに、プロジェクター・スクリーンを準備するのは大変です。
そのため天井に設置してしまうのが便利ですが、設置すると次の3つのデメリットが発生します。

シアタールームのデメリット

  1. 天井に設置するお金が必要
  2. プロジェクター・スクリーンが中心となり、部屋の模様替えを簡単にできない
  3. 賃貸だと退去時に元へ戻すお金が必要

2. シアタールームに使える壁材

プロジェクター・スクリーンを天井に備え付けた場合のデメリットが3つありましたよね。
実は白い壁をスクリーンとして使うことで、その3つのデメリットを解決できます。

こちらの写真では白い漆喰を、テクスチャーをあえてつけず平らに塗ることでスクリーンとして使っています。

映像を壁に投影している写真

2階ホールのセカンドリビングは、階段室の壁面をスクリーンとして活用するホームシアタールームです。勾配天井が音の反響に一役買って、平滑に塗り上げた漆喰壁に映し出される映像を、大迫力で楽しめると好評です。

引用元 : 無添加漆喰の壁に映すホームシアターでシネカフェが楽しめる家実例詳細
引用日 : 2017年1月27日

これと同じことができる漆喰の建材2つがこれです。

2-1. 漆喰うま〜くヌレール

ビニールクロスの上から塗れる商品です。
DIYできるので、スクリーンにしたい壁の一部だけに塗り分けできますね。

うま〜くヌレールオンライショップ | 公式通販サイト」で買えます。
5kgと18kgがあり、5kgは1ミリ厚で約4.5m2塗れて4,698円(税込)で、18kgは1ミリ厚で約16m2塗れて14,958円(税込)です。
まず薄く塗ってから半乾燥させ、コテで優しく撫でると平らな壁に仕上げられるとのことです。

漆喰うま〜くヌレール

引用元 : 製品について | うま~くヌレール 公式サイト
引用日 : 2017年1月27日

こちらで詳しい塗り方を紹介しています。
自分で塗ってみる前に一度ご覧ください。

2-2. カルクウォール

スクリーンとして使うからには、真っ白の方がいいですよね。
スイス漆喰の「カルクウォール」は、高純度の石灰石による白さが最大の売りです。

価格は300gで810円・10kgで12,852円・25kgで25,812円です(税込)。
平米単価は税込み2,151円〜3,227円/m2です(参考)。

地域によっては塗り体験&DIYサポートをしてくれる販売代理店があります。
こちらの販売代理店一覧ページをご覧ください。

カルクウォール

2-3. シルタッチSR

漆喰以外の素材はないのかと思い探したところ、漆喰のようにツルッとした壁に仕上がる珪藻土「シルタッチSR」がありました。
珪藻土の壁は、通常ざらざらの表面になります。
ですが「SR-押え工法」であれば、ボール紙や画用紙のような表面に仕上がりになります。

下地が石膏プラスターの場合、押さえ工法の設計価格は3,800円/m2(税抜)となります(施工する下地や工法・テクスチャーにより価格が変動します)。
「SR-押え工法」の仕上がり見本をこちらの記事で掲載していますよ。

2-4. プロジェクター用壁紙

プロジェクターの映像を映すための壁紙がありました。
オフィスの会議室・学校にも使われている「プロジェクター用壁紙」です。
平らに貼らないと映す映像に影響が出てしまうので、施工はプロに任せた方がいいでしょう。

価格は税別1,000円/メートル(1,090円/m2)になります。

プロジェクター用壁紙

引用元 : リリカラ株式会社 : インテリア事業部|カーテン、壁紙、床材、インテリアをトータルでご提案します。
引用日 : 2017年1月27日

2-5. ちなみに、天井をスクリーンとして使う方法も

家具や収納で壁が隠れてしまっていたり、大きい壁が無い間取りのお家に住んでいらっしゃる方もいると思います。

そういった場合には、壁ではなく天井をスクリーンとして使う方法もあります。
天井に漆喰を塗れば、寝転がりながら映画を見れますよ。

先程紹介した2つの漆喰、「漆喰うま〜くヌレール」と「カルクウォール」はどちらも天井に塗れます。

天井に投影している写真

引用元 : パソ兄さんレビュー!DELLのM110 超小型モバイル プロジェクタ
引用日 : 2017年1月27日

3. シアタールーム用の防音建材もあるよ

映画といえば音響も大事です。
複数のスピーカーを使った、臨場感たっぷりの音は魅力ですよね。
そこで気になるのが騒音対策です。

騒音対策として重要な遮音と吸音について説明した記事がこちら。
騒音対策ができる床材・壁材・窓の建材も紹介しているので、ぜひご一読ください。

3-1. DAIKEN「防音ドア」

本格的なシアタールーム向けの防音ドアで、遮音性能が42dBあります。
遮音性能とは「どれだけ音を小さくするか?」という値で、数値が大きいほど音をカットしてくれます。
ピアノの音が80dBほどで、この音を約半分の38dB(図書館内の静かさ)までカットしてくれます。

価格は483,100円(税別)から。

DAIKENの防音ドア

引用元 : DAIKEN -[防音][音響][創音]SOUND DESIGN│製品情報│防音ドア
引用日 : 2017年1月27日

3-2. YAMAHA「木製防音ドア」

「ヤマハ振動カットシステム」採用により、遮音性能35dBを実現した木製の防音ドアです。
ピアノの音(80dB)が、都心の住宅地(45dB)程度の音までカットされます。

価格は220,000円(税別)から。

ヤマハの木製防音ドア

引用元 : 木製防音ドア(開き戸/化粧あり) – ヤマハ株式会社
引用日 : 2017年1月27日

まとめ : 壁をスクリーンにするとシアタールーム

壁をリフォームすることで、スクリーンを設置せずお手軽にシアタールームを作れる方法をご紹介しました。

家族みんなで映画を見て、ワイワイ盛り上がるため。
または静かな落ち着いた部屋で映画を見て、仕事の疲れを癒すため。
そのために大きな壁のリフォームを考えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

  1. 専用のシアタールームを作る方法と、リビングをシアタールームにする方法がある
  2. スクリーンの代わりに白い壁に映像を映せる
  3. 天井を白く平らにすると、寝転がりながら映画を見れる
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