【コーカイ日誌 : 第1話】キッチンカウンター周りのコンセント位置…
いざ家を建てるとなると、いろいろ期待が膨らみますよね!
例えば現在アパート・マンション暮らしの方であれば、
- リビングが広くなる!
- 部屋・収納が増えて、いろいろ便利になる!
- 子供ものびのび遊べるようになる!
など、これまでの不都合が一気に解消されるので期待感MAXです。
でも実際住んでみて気づくことって、いっぱいありますよね?
賃貸であれば引っ越せば済みますが、新築となるとなかなかそういうわけにもいきません。
「些細なことで問題ない」と思いがちですが、意外と気になり続ける問題だったりもします。
建材ダイジェストではそんな「ちょっとした後悔」を実際に最近新築またはリフォームした方へ直接インタビューした「コーカイ日誌」として伝えていこうと思っています。
これから新築・リフォーム予定の方に加え、工務店・設計士の方にとっても今後のヒントになれば幸いです。
そんなコーカイ日誌の第1話目は、「キッチンカウンター周りのコンセント位置」です。
今回のお家は?
さて、今回実際にお邪魔したご家庭はこちらです。3人家族で、約4年前ぐらいに購入した建売住宅です(詳細は記事最後に後述しています)。
購入にあたり、
- 家族が増えたことをきっかけに家の購入を検討
- 期間的にも建売住宅が早く済むので建売を考えていた
- 建売住宅は似た家がズラーっと並んでいて嫌だなぁという印象だった
- でも選んだ場所は注文住宅も並んでおり、特に建売住宅ということが気にならなかった
といった思いがありました。
そういったなか、決断され実際に住んでいる感想を伺うと、
- リビングと和室との間にもともと仕切りがあったものの、取っ払ったことで部屋が一直線に並び、広いリビング空間を実現できた
- 和室だった場所を3歳の子供のキッズスペースとして活用しつつも、キッチンから子供を見守ることができている
- そのリビングは南向きの間取りであるため、日光が入って大変心地よい
といった満足のゆくお家になっています。
そんな住宅ですが一方で、住んでみて初めてわかることもあります。
今回のコーカイ
①キッチンカウンター周りのコンセント位置
それがこのキッチンカウンター横のコンセント(奥がキッチン、手前がリビング空間)。
「たくさん刺さってていうのもなんですが、ここは広いリビング空間のなかでも、普段日常的に人がいない箇所なので、実はあまり使わないんですよね…」と語るMさん。
「実は先ほどの場所よりも、この箇所にコンセントがある方が便利なんです」。その理由を伺ったところ、
- ミキサー、ケトル、フライヤーといった、キッチンカウンターに置いて使うキッチン用品の電源が取れるので便利
- キッチンに立ちながらスマホ充電&確認することができる
- キッチン後ろのコンセントに差していた炊飯器などを、キッチンカウンターに持ってくると、コードが通路にぶらさがって不便
といった意見がありました。確かに言われてみると、そうだと感じますよね。
②北向き玄関
もう1点は「北向き玄関」であること。日があたりにくく、植物はなかなか育ちません。また湿気も多いせいか、コンクリートの地面が黒ずみとれにくいそう。
今回の気づき
以上を踏まえると、今回の気づきとして
- キッチンカウンターの側面の壁にコンセントがあると便利
- 北向き玄関の場合、日当たりがいまいちで植物が育たない&カビ(?)が生えやすい
といったことがわかりました。もし建売住宅でもコンセント位置を変えられるサービスあるといいかもしれません。
また今回の事例を通して、家を建てるときにはどうしても完成イメージがつきにくいので、他の住宅を見学してみたり友人に話を聴いてみたりするのも大事だと痛感しました。
今回の「コーカイ」、ぜひ今後の参考にご活用ください。
参考 : 今回のお家
家族構成
- 夫 : Mさん(インターネット関連のサラリーマン26歳)
- 妻 : ネイルサロンの経営者(26歳)
- 子 : 元気な男の子(3歳)
建物
- 築年数 : 約4年の建売住宅
- 坪数 : 60坪ぐらい
- 施工主 : 県内の地場工務店
- 価格 : 約2300万円ぐらい