日焼けしにくいウッドデッキ人工木はどれ!?比較してみた【#4】

みなさんこんにちは、武澤です。

引き続き、ウッドデッキ(人工木材)の比較シリーズ第4話をお届けします。

前回3話目の記事(はだしで熱さを比べてみた)の結果をふまえ、読者Mさんからまたまた新たな要望が！

(以下、Mさんからのメッセージ)

上を歩くときの”熱さ”も気になりますが、”日焼けしないか”も気になります。

自宅にあるのは天然木のウッドデッキのため、新築後5年で全体的に変色しました。

「人工木だと日焼けしない」と期待しているので、その点も比較できると嬉しいです！

というわけで今回は人工木のウッドデッキ材でどの製品が日焼けしにくいのか、比較してみたいと思います。

化学実験は正直ハードルが高いので、今回は各社カタログ記載の試験結果を見比べます。これも意外と時間がかかるんです…。

さっそく調べてみた

今回対象とした製品は、次の9品です。

各製品カタログとホームページを見て、日焼け・色褪せ・退色に関する記述を拾いました。

まず調べてわかったことは、そもそも日焼けに関する記述や写真がない製品も多いこと。

そして結果はこちら！

日焼け比較まとめ表 ※掲載順はあいうえお順です(敬称略)

製品名(会社名)	記述文(原文まま)	写真(タップで拡大)
アースデッキ ソリッドグレインプラス(ABC商会)	”紫外線による退色は天然木ほどの変化はありませんが、経年変化により多少の退色がみられる場合があります。”	掲載なし
彩木(MINO) ↑今回のベスト！	”圧倒的な耐候性！30年相当の試験を実施。他素材の耐候性と比べてください。”
Eee-Wood(サーロジック)	”日が経てば多少の退色が見られます。施工直後は、少し色が薄くなりますが、数週間で安定します。”
エバーエコウッド2(タカショー)	”エバーエコウッドは顔料の性質上、紫外線を受けることにより、ご購入時に比べ、初期段階で多少の色変化が生じます。 ホワイトは時間経過によって、白味が強くなります。 ご使用環境にもよりますが、時間経過によって色変化がおさまり、色がなじみます。”
樹ら楽ステージ 木彫(リクシル)	”木粉を多く配合しているため、設置初期には天然木のような色調の変化がありますが、時間の経過とともにその変化度合は緩やかになります。”
サロンドデッキ(サンワカンパニ―)	掲載なし	掲載なし
ひとと木2(三協立山)	”耐候性・耐久性に優れ、経年劣化による変色や色あせが少なく、定期的な塗り替えは必要ありません。”	掲載なし
ファンデッキHG(四国化成工業)	”経年劣化による変色・色あせが少なく、天然木のように定期的に塗り替えする必要がありません。”	掲載なし
リウッドデッキシリーズ(YKKAP)	”天然木に比べて強度の低下や変色が少なく、美しい質感が長続きします。”	掲載なし

買う側の心理としては、やはり日焼け結果をきちんと載せている製品を選びたくなりますね。たとえ日焼けするにしても、デメリットもきちんと載せているところが信用できます。

日焼け対策品として、今回のラインナップでのベスト製品は彩木。唯一33年相当の日焼け試験を行っており、経過後の見た目もそこまで劣化していませんよね。すごい。

白色系の製品はより白くなるのも知りませんでした。使い方次第で、うまく活かせるかもしれませんね。

まとめ

読者Mさんにフィードバックすると、こんな感想が。

(Mさんコメント)

日焼けに関する記載があるというのは、素人的にかなり信頼できるポイントかもしれません。

日焼けを調べてもらったところ申し訳ないんですが、日常使いを考えると雨の影響も気になります。

特に我が家は子供がウッドデッキ上を走ることもあるので、濡れていると滑らないか…と気になっています。

そこで、雨に濡れたウッドデッキの滑りやすさも調べてもらうことは可能ですか？

たしかに滑りにくさは気になりますよね…。

というわけで、次回は滑りにくさを、比較してみたいと思います。

続く！