This issue’s CLASS1 ARCHITECT

中川 エリカ
ERIKA NAKAGAWA

建築家(一級建築士)

1983年 東京都出身
2005年 横浜国立大学卒業
2007年 東京藝術大学大学院修了
2007-
2014年
オンデザイン勤務
2014年- 中川エリカ建築設計事務所設立
2014-
2016年
横浜国立大学大学院Y-GSA 設計助手

受賞歴

2012年 2011年度JIA新人賞
2016年 第15回ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展 国別部門 特別表彰
2017年 住宅建築賞2017金賞(桃山ハウス)
2018年 U-35ゴールドメダル(塔とオノマトペ)
2018年 第34回吉岡賞(桃山ハウス)

主な作品

2009年 ヨコハマアパートメント(西田司/オンデザインと共同設計)
2015年 株式会社ライゾマティクスオフィス(2015-2019)
2016年 桃山ハウス

建築家になったきっかけは?

高校時代数学が好きで、進路は理系に決めていたものの、どの分野にするか迷っていました。医療系は血を見るのが苦手だし、研究職は性格的に難しそう…と消去法で考え、数学とあわせて図工も好きだったことから建築学科を選びました。横浜国立大学を受験したのも受験科目が数学だったからなのですが(笑)、入学してから素晴らしい建築家の先生方に出会い、この道に進むことを決めました。

印象に残ったプロジェクトは?

オンデザイン勤務時代に担当した中で「ヨコハマアパートメント」はもちろんですが、「村、その地図の描き方」は今の私の考え方に大きな影響を与えたプロジェクトです。お施主さん自身が新しい住み方を考え実践されていて、設計するなかで知らず知らず先入観や既成概念に囚われていることに気付かせてもらいました。「建築はこうあるべき」といった価値観を捨てて、強制的に体質改善をされたようなプロジェクトでした。

現在進行中のプロジェクトは?

最近は建物を建てるだけではなく、街とのつながりや住むことを拡張したような案件が増えていますね。村のようなコミュニティをつくるプロジェクトや、私と同世代のお施主さんが東北の温泉街でいかに若い人を呼び込むかを考えながら旅館を改修するプロジェクトなど、「住む」や「暮らす」という枠組みが広がっているプロジェクトが多いです。

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