This issue’s CLASS1 ARCHITECT

永山祐子
NAGAYAMA YUKO

建築家

1975年 東京都生まれ
1998年 昭和女子大学生活科学部生活環境学科卒業
1998
-2002年
青木淳建築計画事務所勤務
2002年 永山祐子建築設計設立
2005年 東京理科大学非常勤講師
2009年- 昭和女子大学非常勤講師
2020年- 武蔵野美術大学客員教授

主な受賞歴

2005年 JDC Design Award 激励賞(ルイ・ヴィトン京都大丸店)
2006年 AR Awards 優秀賞(a hill on a house)
2014年 JIA 新人賞 2014(豊島横尾館)
2017年 山梨県建築文化賞(女神の森セントラルガーデン)
2018年 東京建築賞優秀賞(女神の森セントラルガーデン)
2021年 照明デザイン賞 最優秀賞(玉川髙島屋S・C 本館グランパティオ)

主な作品

2006年 ルイ・ヴィトン京都大丸店
2013年 豊島横尾館
2021年 JINS PARK 前橋
2021年 2020ドバイ国際博覧会 日本館

建築家を志したきっかけは?

大学受験のタイミングで、ある友人から「建築家を目指す」と言われたことがきっかけです。それを聞いた時に、私自身も小さい頃に家を建て替えたことやモデルルームを見学して楽しかったこと、祖父も建築家を目指していて家に建築の本があったことなどを、ふと思い出しました。「実は私の周りに建築の経験やルーツがあるのかも」と妙にしっくりきて、建築の道に進むことを決めたんです。建築はプロジェクトが変わる度に深掘りしたり調べたりして、好奇心が生まれていきます。バリエーションに富んだものに立ち向かうのが私に向いているなと思いました。

これまでに見た中で影響を受けた建築は?

友人に勧められて、特に下調べもせずデンマークの「ルイジアナ美術館」に行ったのですが、シークエンスの中で次々と変わっていく体験にとても驚きました。「こんなに場所を使い切って、導入から最後までバリエーションに富んだ雰囲気を作れるのか」と感銘を受けました。

建築でこれからチャレンジしたいことは?

最近では建築を設計するだけでなく、その建築の中のコンテンツにも関わらせていただくことが増えていて、私たちにとっても楽しいチャレンジだと思っています。建築はもはや美術館や図書館といった一つのプログラムに縛られるのではなく、いろんなものが混ざり合った複合的なものにシフトしているように思いますね。建築家が面白い混ざり方を考えるところまで一緒にやれると、新しい建築のあり方を提案できるのではないかと考えています。

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