ガーナのスラム街を撲滅したい━ 「建材」で環境改善・雇用促進を実践 するアーティスト・長坂真護

CLASS1 SELECTでは、ガーナに廃棄されたE-Waste(電気製品・電子製品の廃棄物)の破砕プラスチックと海岸に打ち上げられたシーグラス(ガラス破片)を使用したタイル「MAGO BLOCK」の無料サンプル請求を受け付けています。

「MAGO BLOCK」を開発したのは、ガーナの環境・貧困問題の解決に向けて活動するアーティスト・長坂真護氏

長坂氏は、「世界最大級の電子機器の墓場」と言われているガーナのスラム街「アグボグブロシー」に投棄された電子廃棄物からアートを制作し、これまで18億円以上を売上げ、その売上をガーナの事業投資に回すことで課題解決を目指す、今世界中で注目されるアーティストです

この記事では長坂真護氏について、E-Waste削減・雇用促進のためにどのような活動を行っているのか。ガーナでの環境改善・雇用活動の背景や活動内容を、より詳しく紹介していきます。

目次

「ガーナのスラム撲滅」を目指し活動するアーティスト 長坂真護とは

ガーナのスラム街「アグボグブロシー」で活動する理由

アグボグブロシーへの訪問が活動のきっかけに

長坂氏のアート作品に世界も注目

長坂氏がガーナに立ち上げた新会社で、環境・貧困問題解決の活動がさらに拡大

アート販売と新規事業により、E-Waste削減数20tを達成

長坂氏によるリサイクル事業のひとつ「MAGO BLOCK」タイルが販売中

「ガーナのスラム撲滅」を目指し活動するアーティスト 長坂真護とは

長坂真護氏は、福井県福井市出身のアーティストです

ガーナのスラム街「アグボグブロシー」の廃棄物を使ったアートの販売で得た利益で、スラム街の環境改善・雇用促進を目指す事業を行っています。

ガーナのスラム街「アグボグブロシー」で活動する理由

ガーナのスラム街アグボグブロシーは、「世界最大級の電子機器の墓場」と言われている場所。

先進国が生み出した電子機器の中で、リサイクルされなかったものは、アグボグブロシーで集積・処分されます。

現地の人々はこのE-Waste(電子機器廃棄物)を野焼きし、中から金属を取り出し、販売することで生計を立てています。

一日に得られる賃金はわずか5ドル、さらにE-Wasteを燃やすと発生する大量の有毒ガスを吸うため、30代でこの世を去る人も少なくありません。

アグボグブロシーへの訪問が活動のきっかけに

2009年に自ら経営する会社が倒産したことを契機に路上の絵描きになった長坂氏は、2017年6月に単身で、アグボグブロシーを訪問

そこで、日本を含む先進国が捨てた電子機器を必死に燃やしながら、1日わずか5ドルの賃金で生計をたてる若者たちと出会います。これが、すべての活動のきっかけになりました。

「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」

この不条理な現状を先進国に伝えるため、長坂氏はスラム街に集積した廃棄物を使い、自身のアート作品を制作。

廃棄物で制作したアートのオークション出品や個展の開催などによる総売上高は、18億円以上にものぼっています

長坂氏のアート作品に世界も注目

長坂氏の活動を知ったエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーは、ガーナでの活動を追ったドキュメンタリー映画「Still A Black Star」を製作

2020年3月にCAMPFIREで行った映画製作のためのクラウドファンディングでは、映画部門歴代1位となる3千万円を記録し、2021年 NEWPORT BEACH FILM FESTIVAL「観客賞部門 最優秀環境映画賞」などを受賞しました。

また、2020年阪急うめだ本店にて開催された個展では、のべ3万人以上が来場。2021年伊勢丹新宿店の個展では、近年伊勢丹新宿店で行われた美術催事売上最高額を更新するなど、今や長坂氏の活動に世界中が注目しています

長坂氏がガーナに立ち上げた新会社で
環境・貧困問題解決の活動がさらに拡大

2022年9月、ガーナの環境・貧困問題解決のための活動をさらに拡大すべく、長坂氏が設立したのが、新会社「MAGO MOTORS JAPAN株式会社」です。

「このまま自分一人でアートを制作・販売する活動よりも、もっと持続的・民主的な事業にしたい」という想いで設立されたこの新会社では、「リサイクル事業」「農業」「EV事業」の3つの事業を主に展開しています。

MAGO MOTORS JAPANを設立したことで大きく変わったのは、長坂氏が制作するアート以外で利益を生み出せるようになったこと。

また、会社に現地の人々を雇うことが可能になったため、ガーナに新たな仕事と雇用が生まれ、安定した生活が可能になっています。

アート販売と新規事業により
E-Waste 削減数 20t を達成

長坂氏の達成したいビジョンは、2030年までに100億円を調達、ガーナでの1万人の雇用を実現し、スラムを撲滅すること

アグボグブロシーには3万人が住んでいると言われます。1万人の雇用を見込めれば、そこに住む家族や子供に安全な生活を与えられる。

それが「スラム撲滅」に繋がると考え、長坂氏は活動を続けています。

長坂氏によるアート販売と新会社での新規事業により、2023年2月時点では20トンものE-Wasteを削減。現地で25名の雇用が生まれています

長坂氏によるリサイクル事業のひとつ
「MAGO BLOCK」タイルの無料サンプル提供中

CLASS1 SELECTでは、MAGO MOTORS JAPANがリサイクル事業で製造している建材「MAGO BLOCK」の無料サンプル請求を受け付けています。

アグボグブロシーに廃棄されたE-Wasteを、建材タイルに生まれ変わらせたMAGO BLOCKは、採用が増えることでアグボグブロシーのゴミを物理的に削減し、リサイクル工場の雇用をより増やすことができます。

施工事例やサイズなどは、商品詳細ページで紹介しています。

「建築を通して社会貢献がしたい」「ゴミを増やさない建材を使いたい」という方は、一度詳細ページをご覧ください。

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