MATERIAL
不純物を一切含まない天然粘土の室内塗料 
【ソイルペイントHiLaRi】

「REVZO虎ノ門」は、外観は働く人々を主役にしたフレームとなるようシンプルにデザインされているが、内部は土と木と緑に包まれるような空間づくりが意図されている。その室内壁に広範囲にわたって用いられているのが、天然の土を主原料とした室内塗料「ソイルペイントHiLaRi」だ。株式会社KS AGが生産しているこの塗料は、生産時だけでなく、施工時や下地とともに廃棄されるまで人や地球環境に一切のダメージを与えないことを目指して開発され、極めて安全性が高い。「ソイルペイントHiLaRi」はほぼ土と水だけでできており、顔料にも天然の鉱物を使用。石油化学製品であるアクリルやウレタン等は一切使っておらず有害物質が発生しない。調湿性や臭気吸収性を持つ自然素材の壁塗り材として珪藻土や漆喰など左官技術を伴うものは複数あるが、ペンキ塗料においては稀だ。下地も選ばず一般的な塗料と変わらない感覚で塗布できる。

川島さん、なぜこの建材を採用したのですか?

土の質感を容易な塗装で実現

「REVZO虎ノ門」と同時期に取り組んでいた住宅プロジェクトで、健康にも環境にも良い塗料を探したのがきっかけで知りました。揮発性物質を含まない土でできている塗料で、塗装の現場でもツンとした臭いが全くしません。調湿性や消臭効果を持ち、健康にも寄与するので「REVZO虎ノ門」では多面的に使っています。例えばエントランスホールでは、石膏ボードや鉄の防火扉など材質の違う壁面がありましたが、「ソイルペイントHiLaRi」は下地を問わず塗布できるため、空間の質感を統一できました。表面のテクスチャーは左官技術の延長線上にありながら塗膜も薄く簡易で使いやすいため、大型のプロジェクトでも使用できます。

メーカーさんへ聞いた
建材開発秘話
境 洋一郎さん

環境負荷まで考慮した建築に

「REVZO虎ノ門」では川島さんから色指定があり、その色をベースに特別色のソイルペイントを製作しました。マットタイプのソイルペイントでパターンをつくり、土の呼吸を妨げないケイ酸(シリカ)のトップコートで仕上げて水拭きでも汚れを除去しやすくしています。自然素材ゆえに耐久性の面では石油由来の塗料に劣りますが、川島さんをはじめ、建材の行く末までしっかりと見つめ、地球の持続可能性に寄与することに価値を感じる先進的な建築家の方に選ばれています。

ソイルペイントHiLaRiの特徴

1.天然の土が生む豊かな色彩と質感

粘土、陶土、石灰、大理石を独自の比率でブレンドしており、風合いと隠蔽力に優れ濃色の上にも塗れる。色展開も180色と豊富で使用面積により特注色開発も可能。

2.ハケとローラーで簡単に塗装可能

職人が現場で水や藁等を混ぜてつくる左官用の塗り材とは違い、塗料の状態で購入・保存が可能。ペンキと同様にハケとローラーで簡単に施工できる。

3.調湿とマイナスイオン効果で快適な空間へ

素材の性質上、通気性・調湿性に優れており結露や水滴を防止する。マイナスイオンの発生作用や臭気吸収性も備えており、空間の快適性を向上させる。

株式会社KS AG

〒107-0062
東京都港区南青山3-4-8-302
TEL:03-6821-0635
MAIL:soilpaint@hilari.co.jp
hilari.co.jp/