MATERIAL
木目の連続をコントロール
【VIVO大雪山のナラ】

「JINS PARK 前橋」では中央の階段部分やメガネを陳列する什器にミズナラの突板が使われている。「突板をネガティブに見る人もいるかもしれないが、無垢材ではできない美しい木目の連続をコントロールして、デザインとして生み出すことができる」と永山氏は言う。壁や什器に使われた突板は綿密に計算されたパターンとなっており、什器には木目に白太と呼ばれる木の辺材の白い部分が入った木材を、壁部分には特徴的な階段のデザインとぶつかり合わないように白太が入っていない木材を使用した。メガネを並べる什器はスチールのフレームに突板を巻いてスパンを飛ばし、照明の付いた櫓のような屋根をデザイン。吹き抜け空間でもメガネを照らすことができるように工夫されている。そのほか、屋内でマーケットが開かれるようなシーンも想定し、マーケットの雰囲気に合うようにという意図も込められている。

永山さん、なぜこの建材を採用したのですか?

突板でパターンを生み出す技術

安多さんは、一本の木の木目を魚の開きのように反転させ、つながっているように見せる「ブックマッチ」という技術を駆使したり、イメージに合わせて自在に白太を入れたりして突板をつくることができます。天然の木材でありながら木目を活かして自由にパターンをつくる技術は安多さんならでは。「ここは白太を2~3本入れてバランスよく作ってください」といったオーダーにも確実に応えてくれます。これまで他のプロジェクトで何度もご一緒しているので、私の好みを熟知してくださっているのも嬉しいところ。あくまでも木は天然素材なので、白太の入り方や木目の出方は完全にはコントロールできないのですが、それこそが面白いところだなと思っています。

メーカーさんへ聞いた
建材開発秘話
橋本征子さん

自然素材を規格化しない

安多化粧合板 ショールーム

「VIVO大雪山のナラ」の「VIVO」はイタリア語で「生きている」。いきいきと大自然の中で生きている木の姿を表現できるよう、節や木理の曲がりなど、一本一本の木の個性を大事にしているという意味です。私たちは自らの足で国内外の森や製材場を訪れ、そこで出合った木を在庫しています。自然の産物である木という素材を、カタログ化することに抵抗があるためです。永山さんには、環境に配慮しながら製品づくりを行っている私たちの姿勢にも共感いただいていると思います。

安多化粧合板株式会社のホームページはこちら

安多化粧合板株式会社の特徴

1.魅力を引き出す技術

突板を基材に貼り付けた天然木化粧合板を製作。木柄を反転させて意匠をつくる「ブックマッチ」や、白太を入れる場所をコントロールするなど細やかな技術を備える。

2.オーダーメイドで製作

「プロジェクトに合った製品を、必要なデザインで必要な量だけ提供する」というスタイルのもと、建築家や施主との打ち合わせに基づき一枚一枚手作りで製作している。

3.国内外から調達

国内外の森や製材場に自ら足を運び、そこで出合った木を在庫している。決まった木材の在庫はなく常に入れ替わり、その中から案件に合わせた素材を選び出している。

安多化粧合板株式会社

〒581-0039
大阪府八尾市太田新町7丁目163番地
TEL:072-949-5746
FAX:072-948-2185
MAIL:info@yasuta.com
URL:veneer.co.jp/

 

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