MATERIAL
屋内外に使える不燃性ボード
【ケイカル板】

「FLASH」の軒裏と室内の壁・天井に使われているのが、チヨダウーテ株式会社のケイカル板「チヨダセラボード」。不燃性・加工性・耐水性に優れているだけでなく、軽量で反りづらいといった、オールラウンドに高い性能を有した製品だ。不燃であることに加え、建物内外の連続性を保つことを狙いに素材を検討していた湯浅氏。ケイ酸質原料と石灰質原料、補強繊維を混ぜて製造されるケイカル板は強度が高く屋外でも使用できるため、内外で同じ見え方を演出できることが採用の決め手となった。また、基本モジュールが910mmであるこの製品は、455mmの立方体のグリッドを基本とする「FLASH」で無駄なく使うことを可能にした。ケイカル板の突き付け部は、カットや面取りを行うことで目地のラインを意図的に強調。このラインが建築を構成するモジュールを際立たせ、「FLASH」の中に息づくリズムの一部となっている。

湯浅さん、なぜこの建材を採用したのですか?

単一素材から得られるマッシブ感

内装制限で不燃が求められコストも抑えたい場合に候補に挙がる代表格は、石膏ボードかケイカル板です。「FLASH」では建築自体がある種一つのまとまりのある存在に見えることが重要で、ものが「機能的に必要なもの」として現れるのではなく「建築を構成する要素として不可欠なもの、空間の強度を補強するもの」とするにはどうしたら良いかを考えました。石膏を表紙で包んでいる石膏ボードに対し、ケイカル板は原料を練り混ぜて一体になったものが形をつくっているマッシブな素材であることから選択しました。塗装を施すと素材感は消えますが、そのことがより抽象度の高いマッシブな板という印象を強め、結果としてケイカル板だからこそできる表現を生み出していると思います。

メーカーさんへ聞いた
建材開発秘話

チヨダウーテ株式会社
平田一久さん

塗装で広がるバリエーション

石膏ボードは防火性、加工性、寸法安定性に優れる建材ですが、石膏でできているため水に濡らしてしまうと強度が落ちてしまうという注意点があります。チヨダセラボードは先に述べた性能に加えて耐水性にも優れており、トイレや軒天などに採用いただくことが多いです。「FLASH」のように白色塗装をし、ここまでデザイン性を高めてご使用いただいたケースは珍しいため新鮮でした。塗装いただく色味によって多様なバリエーションをお楽しみいただけると思います。

チヨダセラボードの詳細はこちら

チヨダウーテ株式会社のケイカル板「チヨダセラボード」の特徴

1.法定不燃材

国土交通大臣認定の不燃材料。高温高圧蒸気養生により安定した結晶構造を持つ。そのため、一般的な温度・湿度等の環境下では寸法変化が起こりづらい。

2.豊富な在庫拠点

他のケイカル板メーカーに比べて在庫拠点が多いため、石膏ボードとの同時配送が可能。神奈川県に工場を有し、関東近辺では配送コストを抑えられるメリットも。

3.独自の耐火システム

チヨダセラボードと軒天換気材を使用した軒裏準耐火30分構造「チヨダ軒裏準耐火システム」がある。勾配軒、水平軒どちらにも使用可能。※軒天換気材の指定あり

チヨダウーテ株式会社

〒510-8570
三重県三重郡川越町高松928番地
TEL:059-363-5555
FAX:059-363-5553
MAIL:marketing@chiyoda-ute.co.jp
URL:/www.chiyoda-ute.co.jp/

 

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