This issue’s CLASS1 ARCHITECT

畝森 泰行
HIROYUKI UNEMORI

建築家(一級建築士) 株式会社畝森泰行建築設計事務所代表

1979年 岡山県生まれ
1999年 米子工業高等専門学校卒業
2002年 横浜国立大学卒業
2005年 横浜国立大学大学院修士課程修了
2002-
2009年
西沢大良建築設計事務所勤務
2009年 畝森泰行建築設計事務所設立
2012
-2014年
横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手
2016年- 横浜国立大学非常勤講師
2018年- 日本女子大学非常勤講師
2020年- 東京理科大学非常勤講師

受賞歴

2012年 新建築賞 (Small House)
2013年 英国AR House Awards 優秀賞 (Small House)
2019年 グッドデザイン金賞 経済産業大臣賞 (須賀川市民交流センター tette)
2020年 第40回 東北建築賞、JIA優秀建築賞、日本建築学会作品選奨 (須賀川市民交流センター tette)

主な作品

北上市保健・子育て支援複合施設 (tecoと共同進行中) (2018年-)
須賀川市民交流センター tette (2019年)
高岡の住宅 (2020年)

建築家を志したきっかけは?

父が大工で、幼い頃から父の働く姿を見ていました。将来は父のような仕事に就くのかなと思っていたのですが、父からは「大工ではなく設計者になれ」と言われ、米子工業高等専門学校の建築学科に進学しました。当時、僕は建築家のことをまったく知らなかったのですが、建築家に詳しい友達から、安藤忠雄さんや伊東豊雄さんのことを教えてもらいました。世界で活躍する方の存在を知り、もっと学びたいという想いが強くなったことから、高専卒業後は横浜国立大学に編入学。さらに建築家としてのイメージが膨らんでいきました。

今、最も興味・関心があることは?

最近、岡山県で中学校の設計を始めることになりました。学校の設計は初めてですが、教育の大切さを改めて感じています。今までのようにみんなが同じ方向を向いて1つの答えを学ぶ場から答えのない問いを考えるように、教育の場はどんどん変わっています。そのとき、学びの空間ををどうつくっていくのか、今とても興味を持っています。

この仕事で叶えたい未来は?

街を歩くと、新しい発見や出会いがあり、いろいろと思いを巡らせるような「出かけたくなる街」をつくりたいです。例えば子どもからお年寄り、障がいを持っている方まで、同じ空間で過ごせる公共空間は重要だなと感じています。どんな人も「ここにいていいんだ」と認められるような多様性のある社会を建築を通じて目指していきたいですね。

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