This issue’s CLASS1 ARCHITECT

島田 陽
YO SHIMADA

建築家
タトアーキテクツ 代表

1972年 兵庫県神戸市生まれ
1995年 京都市立芸術大学環境デザイン科卒業
1997年 同大学大学院修了
1997年 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所設立
京都造形芸術大学客員教授
神戸大学/神戸芸術工科大学/大阪市立大学等非常勤講師

主な作品

2017年 The Blend Inn
2017年 ハミルトンの住居
2019年 京都みなみ会館

受賞歴

2004年 第1回木質建築空間デザインコンテスト優秀賞
2013年 Asia Pacific Property Award Architecture
Single Residence Highly Commended
2013年 LIXILデザインコンテスト2012金賞
2013年 第29回吉岡賞
2016年 第1回日本建築設計学会賞大賞
2016年 House of the Year Award, AIA Brisbane Regional Awards
State Award, AIA Queensland Architecture Awards
National Commendation, AIA National Architecture Awards
2018年 Dezeen Awards2018 House of the Year

印象に残ったプロジェクトは?

オーストラリアで住宅を建てたことです。異なる国で異なる建材・設備を使うと、素材や耐久性に対する考え方も違うし、工務店の施工も違います。現地の建材を使っても完全に現地の建物という感じにならず、僕が関わったことで変容が起きたのが面白かったですね。日本だと設備は一定のレンジに集中している感じがします。ハイクラス向けの選択肢はもっとあってもいいのではないでしょうか。

これからチャレンジしたいことは?

今までは住宅設計メインでやっていましたが、近年は公共建築にもトライしいくつかプロポーザルを取ることができたので、住宅以外の領域でもできることを模索していきたいです。公共空間はいろいろな人が来て過ごすことができる場所なので、住宅建築とはまた違った楽しみがあります。得意分野の異なる方々と組んで、それぞれの持ち味を活かしながらコラボレーションできたら良いですね。

よく訪れる場所やよく聴く音楽は?

基本的には好奇心優先で、ホテルにしてもレストランにしても同じところにはあまり行きません。多様なバリエーションを体験することを大事にしています。音楽も、自分の可能性を広げるつもりでいろいろ聴く。「どこが最近の人気のポイントなのか?」に好奇心が湧きます。例えば受付なしで部屋に入れるホテルとか、意外な組み合わせの料理とか、記憶に残る体験を期待している感じです。

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