MATERIAL
デッキ材の新たな選択肢
【アピトン トラック車両床材フローリング】

アピトンはラワン系の木材で、最大震度6強並みの揺れがきても割れや亀裂が入りにくい優れた耐久性や耐水性が特徴だ。昔の郵便局のフローリングなどにも使われていた建材で、現在はトラックなどの運搬車両の荷台などにも頻繁に使用されている。「Triton」ではインナーテラスのフローリングに使用した。「デッキ材でありながら、いかにもバルコニーのようには見えないもの」を探していた松島氏。6mという長尺である上に、施工時にすかしネジを入れなくてはならないデッキ材とは異なり、アピトンの床材はサネがついているため、すっきりとした納まりも可能にした。肌触りは、一般的なフローリングよりは若干ワイルドではあるものの気持ち良い質感。さらにデッキ材に比べ経年とともに色の変化が少ないのも利点の一つ。デッキのようには見えず、フローリングでもない第三の選択として、松島氏がおすすめしたい建材だ。

松島さん、なぜこの建材を採用したのですか?

超長尺かつタフさに惹かれ即決

インナーテラスの床材は、「バルコニーと連続して使える屋外仕様のもの」ということで当初デッキ材を検討していました。しかしそれでは外部空間に見えすぎてしまうことや、湾曲した平面のため、長尺の建材でないと割付が複雑になり、かつ過剰に見えてしまうなどの悩みもありました。そのとき、当時住宅雑誌の編集者だった妻から、とある住宅の床に5m超えの長さを持つ高耐久のフローリングが使われていたことを聞き、サンプルを取り寄せることに。デッキ材とフローリング材の間のような表情や、トラックの荷台に使われるほどタフであること、そしてインナーテラスの間口6mを一発で張ることのできる超長尺であることから、迷わず採用することにしました。

メーカーさんへ聞いた
建材開発秘話
塚田智大さん

多種多様に活躍する高耐久木材

もともと当社はアピトン以外の木材を扱っていました。別業種にも参入するため他の木材を検討していたところ、トラックの荷台の床に使用されているアピトンにたどり着きました。調べてみると、トラックだけでなく建築にも使用されていることを知り、業種をまたいで活用されているところに魅力を感じました。アピトンは風雨にさらされる部分に使われることから、特に木製フローリングで懸念される「雨による腐食」に強いです。そのため、テラスに使用した際の安心感は大きな強みだと思います。

アピトン紹介ページはこちら

アピトントラック車両床材フローリングの特徴

1.高耐久・高耐水

もともとは建設機械などの重構造物を乗せる車両床材で、高い耐久性を備える。水や腐食にも強く長持ちするため、ベランダやテラスの床材としても活用される。

2.多様な加工ができる

切欠き加工や本ザネ加工など、案件に合わせた加工が可能。さらに長さは最大9m以上と長尺のため、施工時間や割り付けの手間を削減できる。

3.最適な材料を提供

アピトン丸太の中でも、反りや変形が少ない柾目部分を切り出して製造。車両用のほか、ヤニの少ない住宅用など、用途に最も適したアピトンを提供している。

塚田木材株式会社

〒762-0046
香川県坂出市富士見町一丁目2-19
TEL:0877-46-2775
FAX:0877-46-5205
MAIL:toiawase@apitong.net
URL:apitong.net/

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