「美波町医療保健センター」は開放感のある中庭から遊歩道、公園を抜ける円環の散歩道が続いている。この舗装材に使われているのが、日本興業の「テセラ エコロアクア」だ。色はセピアブラウンとモカブラウン、ペールグレーの3色を混ぜ、ヘリンボーン型に配置。エコロアクア シリーズには保水性や遮熱性があるものなど、種類も豊富だが、今回は透水性ブロックを採用。美波町は年間を通じて台風が多いため、雨が降っても排水の際に負担のかからないものを選んだ。

ランドスケープデザイナーのGAヤマザキの山﨑誠子さんと相談し、敷地の周囲の舗装には、地域の土の色に近いもので、ちょっと楽しくなるような素材を使いたいと考え、エコロアクアを採用しました。カラーバリエーションが多く、深みのある色でまとめられたと思います。

微細な色調と足回りの良さを実現

エコロアクア シリーズは、環境に応じた機能を持ち、表面に小さな鉄の玉を機械で叩きつける「ショットブラスト加工」によって微細な色調を表現しています。さらにこのショットブラスト加工でできたやわらかな凹凸により雨の日でも滑りにくくなり、足回りにやさしい効果も生み出しています。

長寿命で安心安全な製品を開発

最近の製品として、当社では「ストロングペイブ」という製品を開発しました。水平・垂直と3次元連結構造により、重車両が乗っても傷まない舗装用ブロックです。このような製品をはじめ、今後も舗装自体の長寿命化や歩行者の安心安全につながる新製品を積極的に増やしたいと考えています。