This issue’s CLASS1 ARCHITECT
中山英之
HIDEYUKI NAKAYAMA
建築家
1972年 | 福岡県生まれ |
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1998年 | 東京藝術大学建築学科卒業 |
2000年 | 東京藝術大学大学院美術研究科建築学専攻修士課程修了 |
2000年- 2007年 |
伊東豊雄建築設計事務所勤務 |
2007年 | 中山英之建築設計事務所設立 |
2014年- | 東京藝術大学准教授 |
主な受賞歴
2004年 | SD Review 2004 鹿島賞(2004) |
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2007年 | 第23回吉岡賞(2004) |
2014年 | Red Dot Design Award (My Thread – New Dutch Design on Films / DESIGNEAST04) |
2019年 | 第31回JIA新人賞(弦と弧) |
主な作品
2006年 | 2004 |
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2009年 | O邸 |
2009年 | Yビル |
2012年 | Y邸 |
2013年 | 家と道 |
2016年 | 石の島の石 |
2017年 | 弦と弧 |
2018年 | mitosaya薬草園蒸留所 |
建築家を志したきっかけは?
高校生の時、東京の千駄ヶ谷にある建築専門の「GA gallery」に初めて入り、ザハ・ハディドのドローイング展を見て衝撃を受けたことがきっかけです。世の中に建築家という職業があり、建築という表現・芸術領域があるということもよく分かっていなかった当時の私は、彼女が描いた絵画とも図面とも違う、それまで感じたことのない質の表現に、言葉にならない不思議な感銘を受けました。この出会いがきっかけで建築に興味を持ち、建築家の道に進みました。今でもザハの影響は受けていると思います。
これは凄いなと思った建築は?
実は私はあまり建築を見に行かない人間で、学生の頃は図書館にばかりいました。ザハのドローイングにはもちろん大きな感銘を受けましたが、当時のザハには、まだ一つも作品がなかったのです。私はどちらかというと、建築そのものと同じくらい、建築をプレゼンテーションするための「言語」に強い興味があります。例えば文章も、模型も、ドローイングも、それらを本にまとめたものもすべて「言語」にあたります。その建築を考えた人が、世界中の人々にメッセージを送るために取るさまざまな表現手段としての「言語」に非常に惹かれます。
これからチャレンジしたいことは?
建築をプレゼンテーションするための表現手段、「言語」に興味があるという意味で言うと、私は文章や印刷物に対する興味もかなり強いと思います。例えば、絵本のようなものを作ったりすることにも今後はチャレンジしてみたいと思っています。
CONTENTS
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This issue’s CLASS1 ARCHITECT
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ある部屋の改装
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MATERIAL#1
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MATERIAL#2
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MATERIAL#3
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ARCHITECT’S Q&A#1
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ARCHITECT’S Q&A#2
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ARCHITECT’S Q&A#3
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ARCHITECT’S Q&A#4
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ARCHITECT’S Q&A#5