Q. MDFの新たな選択肢となる建材とは？

A. イノバスカラーMDF

製造過程で色粉を配合、
素材全体が染色されたMDF

住宅「弦と弧」では、紙管を脚にしたダイニングテーブルの天板として使いました。イノバスはMDFの製造過程で色粉を入れており、表面だけではなく素材そのものを染色してあるため、どこを切っても同じ色が出てきます。MDFは木質繊維と樹脂でできていて、プラスチックというよりもどちらかというと漉かれた紙のような存在感で、紙管の脚とも質感が近い。単体の素材もさることながら、こうした素材と素材の相性の良い出合い方が興味深いと思っています。普段から観察している中で面白いペアが見つかると、そこから設計のアイデアが生まれてきます。