MATERIAL
環境負荷の少ない断熱材
【ウッドファイバー】

「断熱材選びは毎回悩ましい」と語る能作氏。一般的な断熱材といえば、スタイロフォーム※やグラスウール、セルロースファイバーなどが思い浮かぶ。しかし、材料の循環や施工性を考慮すると、この中には該当するものがなかったという。そこで採用したのが「ウッドファイバー」。木の繊維を圧縮した断熱材で、蓄熱性が高く、一年中温度変化の少ない快適な室内環境をつくり出すことができる。さらに、木の持つ吸放湿作用によって壁内部の結露を抑えるため、建物の耐久性自体を高める効果も。環境への配慮を重視する建築家からも愛用されている。

※スタイロフォーム=押出し発泡ポリスチレンフォーム

能作さん、なぜこの建材を採用したのですか?

さまざまな断熱材を比較し、ウッドファイバーが最も環境への負荷が少なかったからです。「西大井のあな」では、断熱材を壁のなかに隠してしまうのではなく、あらわしで使いたいと考えていたので、取り換えたり点検したりする際に簡単に取り外しができる施工性の高さもポイントでした。

メーカーさんへ聞いた
建材開発秘話
堀 正臣さん

森林資源の活用で持続可能な社会に貢献

ウッドファイバーは、元々1970年代にドイツで生まれた断熱材です。ドイツと気候が似ており自然も豊富な北海道に製造工場を建設し、日本での販売を開始しました。木材を原料としている製品で、二酸化炭素を固定するうえ、廃棄する際は木くずとして処理することができます。能作さんには、こうした環境に配慮した商品の特性に賛同いただけたのだと思っています。

断熱材をあえて見せる試み

自邸兼事務所の断熱改修をご自身でされるという「西大井のあな」には、私も興味を持ちました。能作さんはウッドファイバーの見た目についても気に入られたようで、あらわしでの施工を希望されました。通常ウッドファイバーは壁内部に充填するのですが、あらわしで使うことで通常以上の吸湿・吸音効果を発揮できます。木くずやへこみの発生などをご了承いただければ、問題なくご使用いただけると思います。

環境志向を切り口に、徐々に採用

ドイツ連邦環境庁でも採用された

ウッドファイバーは、近年の環境志向の高まりから改めて注目され始めていると感じています。初めは自然素材という環境面をきっかけに採用し、実際に使いながら機能性を体感される方も多いですね。工務店さんも、ウッドファイバーを施工した瞬間に「中が涼しい」「静かで作業しやすい」と機能性を実感されるようで、「次世代の断熱材ですね」とありがたい評価をいただいています。

ウッドファイバーの特徴

1.環境負荷を抑えた断熱材

間伐材などを原料とした、自然素材の断熱材。二酸化炭素を固定することはもちろん、廃棄時は埋め立てずに木くずとして処理できるため、埋め立て処分の負担も軽減できる。

2.空間全体の心地良さを提供

木質繊維の特長である高い蓄熱性能・吸放湿性能・吸音性能を備える。熱伝導率の数値だけでなく、体感温度や空間全体の快適性を考慮した断熱材。

3.地場産木材の活用も可能

各地域の木材を原料としたウッドファイバーも製造可能。木材の新たな利用方法として、全国で地産地消としての木材利用を促進している。

ウッドファイバー株式会社

〒230-8571
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-33-1 ナイスビル6階
TEL:045-501-5560
FAX:045-521-8752
MAIL:info@woodfiber.jp
www.woodfiber.jp/